■Funky Diary(ファンキー・ダイアリー) 複刻版 第一部
そう、あれは1998年08月、波多利朗のFunkyGoodsが一般公開されてから2年後の話しである。当時筆者は、その後15年以上も乗り続けることになるFIAT 500を購入すべく、色々と情報を収集していた。たまたま吉祥寺のFIAT 500専門店(その後、別の場所へ移転)に立ち寄ったのをキッカケとして、購入準備を加速させると共に、自身のホームページ上でその経過を綴ることにした。これが、Funky Diary(ファンキー・ダイアリー)の始まりである。最も当時は「FIAT 500L購入記」と称しており、FIAT 500に絞った形で記載していたのだが、その後1999年08月からは名称を「Funky Diary」に改め、日常の様々な事柄について、気ままに書く形式を採った。 Funky Diaryは、今見ればブログそのものであるが、当時は「ブログ」というものの概念は無かった。果たしてこのような記事を読む人がいるのかどうか疑問であったが、物珍しさも手伝ってか、予想外のアクセスがあったのには正直驚いたものである。開始当時はまだADSL接続サービスも無く、ダイアルアップが基本であった。そのような通信環境の中でスタートしたこの「ブログ」のようなものは、1998年08月〜2000年05月の期間、約2年近く続くことになる。 以前はFunkyGoodsのコンテンツとして一般公開していたのであるが、その後このFunky Diaryコンテンツを全て引っ込めてしまったまま現在に至る。今回、FIAT 500を購入してから15年が経過したのを機に、HDDの中で肥やしになっていたデータをサルベージすることにした。しかし、さすがに当時のページレイアウトは稚拙そのものなので、そのまま再掲するのは余りにも恥ずかしい。そのようなわけで、複刻版として、デザインも今掲載している「Schwarzschild Cafe(シュヴァルツシルド・カフェ)」風に手直しし、再公開する。言ってみれば、「Schwarzschild Cafe(シュヴァルツシルド・カフェ)」の前史である。基本的には公開当時のコンテンツをそのまま掲載する方針だが、適宜内容に修正を加えたり、また註釈を加筆している。 1998年とは、どのような年であったのだろうか?最近のようで、意外と遠い過去のような気がする。バブル経済は完全に破綻した後だったが、ITバブルはこれからやって来る時だった。長野オリンピックが開催され、郵便番号が7桁になった。ITUが56kbpsモデムの標準仕様「V.90」を決定した。和歌山毒物カレー事件発生した。7月にはMicrosoft Windows 98が発売された。軽自動車の規格が改定された。セガが「ドリームキャスト」を発売した。国際電信電話株式会社と日本高速通信株式会社が合併し、ケイディディ株式会社が発足した。イラクを米英軍が空爆した。NTTドコモがPHSによる64kbps通信の試験サービスを開始した。等々・・・ まだリーマンショックも、それに伴う全世界的な不景気も、東日本大震災も起こるはるか以前の時代である。ここに掲載したコンテンツは、筆者自身が過去を懐かしむためだけに複刻したようなものだ。ついでにお暇な方も読んで頂き、当時の世相を懐かしく思って頂ければ幸甚である。 合掌! (-人-)
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Funky Diary(ファンキー・ダイアリー) 複刻版 第二部 |