購入した茄子型真空管 UX-201-A

■Loftで購入した骨董品と真空管の話し (1999/07/11)

●1999年07月11日(日曜日)
 吉祥寺に新しくできたLoftに工具箱を買いに行く。500の工具箱はすでに車の中に積んであるのだが、部品と工具とかごちゃまぜになっているので、目的のものを取り出すのがメンドウになってきた。そこでもう一つ購入して、部品と工具を分離しようと考えた。

500の室内は非常に狭いため、邪魔にならないように小型のプラスチック製工具箱を購入した。価格は1,250円と安価である。ところで、この吉祥寺Loftであるが、4階に骨董品専門店である「庵(いをり)」が入っている。このお店、なかなか雰囲気が良く筆者もマメにチェックしている場所である。

 工具箱を購入してさっそく500室内整理でも行おうと思ったのであるがあいにく梅雨末期の雨がざーざー降りになってきたので、今日は車の運転を見合わせる。そういえば、BEATを全然動かしてないなぁ。

 雨のため車関係で書くことが無いので、今回は購入した真空管のことについて書くことにする。07/10に骨董品屋から茄子型真空管を購入した。真空管は大好きで、昔からかなり貯め込んできたが、茄子型というのは初めてである。

 購入した真空管はKX-112-Aというタイプで、構造を見るとどうやら直熱型2極管のようである。オリジナルの元箱に入っていたのであるが、箱の記載はなぜかUX-201-A型となっており、中身と異なる。箱の表面には、下記の記載があった。

ラヂオ用真空管
サイモトロン
UX-201-A型
検波及増幅
東京電気株式会社

 真空管のトップには、「マツダランプ工場製品」という捺印がある。なお真空管本体のベース部分には「CYMOTRON KX-112-A」の刻印があり、ベース裏面には「TEC TOKYO ELECTRIC CO. CYMOTRON PATENTED」との記載があった。東京電気製である。この真空管のパッケージがかなりレトロで味のあるものだったので、下記に展開図を掲載しておく。


真空管上部の捺印

サイモトロンのパッケージ展開図

 今回Loftに寄ったついでに立ち寄ったところ、上述の骨董品屋「庵(いをり)」でペーパーウエイト代わりにもなるという昔しの漁具を販売していたので、思わず購入した。この漁具、瀬戸物で出来た釣り鐘型のオモリで、ショップの解説によるとその昔し、網を海中に固定するために使用されていたそうである。大きさは子供のこぶし程度。上部に縄を付ける穴があいている。模様もなにも書かれていないが、ただ緑色の文字で「六十」とだけ記載されているのが、なんとも言えず曰く有りげである。


Loftで購入した漁具の骨董




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