■イタリア出航から東京到着まで (1998/12/12(SAT) - 1999/02/13(SAT)

●1998年12月12日(土曜日)
 インターネット通販で、ヘインズの自動車整備書「FIAT500」を発注する。日本では北斗通商株式会社」が同書の輸入を行っているが、FIAT500はメジャーなクルマなのか、日本語訳されたものが出版されている。価格は6116円。商品代引きで購入。e-mailで発注した。

【2014年の追記】
ヘインズ本は随分と世話になった。自動車整備士の資格を持たない筆者は、本格的な整備ができるわけでは無いが、それでもポイント調整やタペット調整、点火時期調整程度は自分で行った。ヘインズ本に掲載されている写真は、見ているだけでも楽しい。メカフェチには堪らない。


●1998年12月18日(金曜日)
 注文したヘインズの自動車整備書「FIAT500」が届く。ワークショップ・マニュアルというだけあり、非常に詳しい。実際には自分でエンジンをバラしてオーバーホールするようなことはやらないだろうが、簡単なメンテナンスなら、この本を見ればある程度ならできそうだ。


ヘインズ自動車整備書「FIAT 500」

●1998年12月23日(水曜日)
 吉祥寺のショップを訪問し、その後の状況を確認する。12月21日に、イタリアよりFAXが届いていた。それに依ると、今回購入するFIAT 500 L-Typeは、12月22日に、フィレンツェ港の保税事務局に入っており、24日に出港されるとのことである。この日に現地から日本に向けて送られるFIAT 500は、総計3台。購入した車のシャシー番号は、5032653番となっていた。出港してから約40日で横浜港に到着するとのことなので、日本到着は来年(1999年)2月の始めの予定となる。日本での整備に1ケ月ほどかかると言うので、納車は3月初旬と予想される。

【2014年の追記】
この頃は、納車が待ち遠しくて仕方がなかった。そんな中で現地イタリアから送付されてきたFAXのコピーを、それこそ食い入るように見たものだ。FAXでは、「IVORY 222」、「CH NO.5032653」と記載されている。これが筆者のクルマである。


FIAT 500Lのイタリア出港を知らせるFAX

シャシー番号表示部分の拡大
今回、3台のFIAT 500 L-Typeが輸入されたことが書かれている。そのうちの一台は、「COLOR:ARSENIO LUPIN」とある。日本で人気のルパンカラーという意味だが、現地イタリアでもそう呼んでいるみたいで、日本アニメの知名度もなかかなのものだと感じた。


●1999年01月22日(金曜日)
 恵比寿にあるホビーショップ、Mr.CRAFTに行き、GIORGIO NADA社発行の「FIAT 500」を購入する。税込み4095円であった。本書は、「歴史を作った自動車」シリーズのFIAT 500編。カラー写真49点、白黒写真145点を用い、歴史順にFIAT 500の各モデルを紹介している。イタリア語版。


GIORGIO NADA社発行の「FIAT 500」

●1999年02月05日(金曜日)
 今年になってから初めて、吉祥寺のショップを訪問。FIAT 500の輸送状況について確認を行う。イタリアを出航して42日目にあたる今日、車体は既に横浜の保税倉庫に入ったようで、現在通関待ちの状態だとのことであった。通関は、混雑している場合には1週間程度かかるとのこと。ショップに車が入ったら連絡してもらうことにした。
 FIAT 500の基本的なメンテナンス方法について、いろいろとお伺いする。店内にディスプレイされていたデモ車に乗せてもらった。ドライバーシートから室内のどこの部分にも手が届くといわれている車であるが、確かにその通りである。右側ドアミラーの視認性が意外と悪い。ドアミラーについて、ルーカスタイプにするか、それとも長方形のものにするかで悩む。ネジ留め方式を採用したクリップオンタイプのミラーもあるので、とりあえずこれをつけようかと考えている。

●1999年02月13日(土曜日)
 ホンダ・ビートで吉祥寺のショップに立ち寄る。ひょっとしたら横浜の保税倉庫からショップに車が入っているかもしれないと期待していたのであるが、あいにくまだ来ていなかった。若干遅れてはいるが、来週末にはショップの方へ入庫される予定とのことであった。

【2014年の追記】
意外なことに、筆者がFIAT 500のドライバーズシートに座ったのは、1999年02月05日が初めてだった。購入する前には、試乗はおろか運転席に座ったことも無かったということだ。普通にクルマを購入する場合では、とうてい考えられない。それほど、FIAT 500にぞっこんだったというか、もう外観を見ただけで全部容認しちゃっていたのだろうな、きっと。
左ハンドルのFIAT 500の場合、右側のドアミラーは飾りでしか無い。あるいは、車検を通すための小道具とも言える。ちゃんと確認できるタイプのミラーもあるが、筆者が現在も使用しているクリップオンタイプのミラーについて言えば、右側ミラーは役立たずだ。ドアミラーについては、最後の最後まで、どれにしようか悩んだ記憶がある。




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