バッテリー比重計

■バッテリーの点検 (1999/07/02 - 1999/07/03)

●1999年07月02日(金曜日)
 会社からの帰りがけに新宿の東急ハンズに寄り、バッテリー比重計と8mmボックスレンチを購入する。500を購入してから、そろそろ4ケ月になる。ネット上での掲示板を見ていると、ダイナモが正常に機能していない場合、2〜3ケ月でバッテリー上がりの現象が出てくる頃との書き込みがあったため、不安になったのだ。聞くところによれば、現代の車に搭載されているオルタネータの発電量は、約50 〜 70A程度。ところが500のダイナモは15A程度の能力しかないそうだ。それでも、リークが無く電気を無駄使いしなければ十分大丈夫とのことである。良くある不具合がダイナモブラシの劣化による発電量不足で、この状態で夜間ライトを点灯しっ放しで渋滞などにハマると、テキメンでバッテリーが上がるそうだ。まだ購入してから日も浅く、ダイナモがどのような状態なのかが不明であるため、この際チェックしておくことにした。


8mmのボックスレンチ

 購入した比重計はスポイト方式の極めてオーソドックスなタイプである。しかし、考えてみれば今時こんなものを購入する人なんて、ほとんどいないのではないだろうか?税別800円也。バッテリー液を吸い上げて、内部に格納されたゲージがどこまで浮上するかで充電量を測定する。

 今日はついでに、以前から欲しかった8mmのボックスレンチ(差込角9.5mmのもの)を購入した。ウインカー等の電装品をボディに取り付けているボルトが、この大きさに相当する。こちらのお値段は870円也。

●1999年07月03日(土曜日)
 前日の昼食時に食った寿司に当ったようで、未明は体調不良で参ったが、日中になったら復活したためメゲずに500に乗る。しかし梅雨の真っ只中だけあって朝から雨が降り続き、時々かなり吹き降りにもなる。午後になり若干天候が回復したため、すかさず乗ることにした。

 まずはさっそく前日購入した比重計でバッテリーの状態をチェックする。心配は杞憂に終わり、完全充電状態であった。どうやらダイナモは正常に機能しているようである。

 ところで、バッテリーのチェックを行っていたところ、駐車場にいきなりワンボックスカーが入ってきて運転手が話しかけてきた。この人、以前筆者の駐車場を借りていた方で、500が駐車しているのを見て、前からどんな人が運転しているのか気になっていたとのこと。以前この場所にポルシェ911を停めていたのだが、あいにく事故ってツブしてしまったそうである。この方、かなりのエンスーさんで、ルノーとかシトロエンの2CVにも乗っていたことがあるそうだ。

 さて、点検を終えて500を走らせたのは良かったのだが、途中猛烈な豪雨に遭遇する。雨中の運転は非常に怖い。今回もほうほうの体で駐車場に戻った。おかげで車体が高速洗車できた。(雨水は汚いけどね。)

【2014年の追記】
以前は、オルタネーターに換装しようと思っていた筆者だったが、その後オリジナリティに拘り、結局ダイナモのまま15年乗り続けている。その間、バッテリーは一回も上がったことが無い。理由はカンタンで、ダイナモのメンテナンスを欠かさなかったこと、それからバッテリーは定期的に新品に交換していたことだ。特にダイナモは、2005年の機関O.H.の際、徹底的に分解掃除してもらっている。それに加えて、500は元々発電系が弱いという認識で運転していた。筆者の場合は、足クルマであるサニーがあるので、夜間は500を運転しない。また、500には、電気を喰うアクセサリ類は極力、というか全く取り付けてない。カーステレオやナビはモチロンのこと、時計すら付けない。こうした徹底的な省電力化を行えば、ダイナモでも充分お釣りが来る。





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