善福寺公園の500

■絶好調の500で善福寺公園に行く (1999/05/30)

●1999年05月30日(日曜日)
 朝から非常に良い天気となった。いかにも五月晴れといった感じの一日である。こういう日には500に乗らないとバチが当ろうというものだ。前日の調整具合を確かめる目的もあり、500を運転する。今回起動は一発で妙なくすぶりも無い。ポイントを磨いたためなのか、始動タイミングが良かったのかは不明だが、非常に調子が良い。人間と同じで良く晴れた湿度の低いさわやかな日は動きが良いみたいである。こういったところはまるで生き物だ。

 動き始めてからも快調そのもので、アイドル回転数も低くかつ極めて落ち着いている。最近まれに見るほどの安定状態だ。遠出しても良かったのであるが、疲れていたこともあり近所にある善福寺公園まで行ってみることにした。


善福寺公園の500

 今日は日曜日ということもあり、色々と変わった車を目撃する。練馬ナンバーというのは、ちょっと変わった車の登録台数が多いと、ものの本に書かれていたが、どうやらその通りのようだ。ミニクーパーを5台ほど見たほか、フルオープンで助手席に大きな犬を乗っけた真っ赤なスズキ・カプチーノ、イギリスの古典的スポーツカーであるオースチン・ヒーレー・スプライト(これは珍車だ!)、フィアットパンダ、60年代の黒塗りのベントレー、黒いフェラーリ328といった具合である。


善福寺公園の500

 フィアットパンダは500の後ろに付かれたのだが、バックミラーで後車の状況を見ていると、同じイタ車ということもあり意識しているのが良くわかる。運転中に信号待ちをしていた黒塗りのフェラーリ328の後ろに付いた。あっという間に走り去って行くと思いきや、このフェラーリ、どうも調子が悪いようで加速が鈍い。しかも加速のたびにエグゾーストから灰色と真っ黒い煙を出しているし、エンジンフードの上からもなにやら煙りが出ているみたいだ。

 こりゃあ大変だと、しばらく後にくっついて様子を見てみることにした。そのうち室内にも煙りが回ってきたようで、ドライバーが手で煙りを払い始めた。最後にはどうにもガマンできなくなったようで路駐してしまったが、あのフェラーリのその後が気になる。


善福寺公園の500

 しかし、今日の500は気味が悪いほど調子が良かった。絶好調の500に乗った時の感動はまた格別だと、ショップの店長さんも言っていたのが、少しだけわかったような気がする。もうすぐ30才(1999年時点)になろうかという車とはとても思えないのである。とはいっても、またすぐに調整が狂ってしまうと思うのだが、それを直すのがまた楽しい。きっと、こうして底無し沼へハマっていくのであろう・・・

【2014年の追記】
善福寺公園へは、その後良く行く場所になった。手頃で緑が多く、何よりクルマが少ない。1999年頃は、街中を走る旧車の数も多かった。黒煙を上げるフェラーリに遭遇したが、さすがの500もそこまで情況が悪化したことは無い。いくら高級車といえども、日ごろの整備が大切だということ。それより驚いたのは、フェラーリだって煙を噴くってことだね。。。




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