JR荻窪駅西口の500。

■多摩湖(村山貯水場)までドライブ (1999/05/02)

●1999 年05月02日(日曜日)

 五月晴れの一日、500をころがす。今日は会社の同僚であるO氏が500に乗りたいというので、一緒にドライブすることになった。正午にJR荻窪駅西口で待ち合わせを行う。晴れて穏やかな日になり、オープントップにすると気持ちが良い。O氏には事前に「なにぶん古い車だから、途中何が起こっても驚かないこと」と念を押しておいたが、「路上エンコして押す場合に備えて、体を鍛えておくよ。」との心強い返事であった。これだけの覚悟があれば、道中何とかなるだろう。


JR荻窪駅西口の500。

 O氏を待つ間、路上駐車した500を記念撮影する。そうこうするうちに、O氏が現れる。氏に車の概略を説明した後、とりあえず昼食を取りに近所のロイホに入る。「リアウインカー点滅しない事件」の後だけに、ウインカーとブレーキランプの点検は入念に行う。

 


JR荻窪駅西口の500。

 さて、どこに行こうかと悩んだ末に、近場の公園ということで、小金井公園まで行ってみることにした。ところがさすがに連休ということもあり、近場で安く済ませようという行楽客が多く、公園の駐車場は大渋滞だ。これじゃいかんということで、次なる目標を設定する。ちょうど開いていたマップルのページで、左端に多摩湖が見えていたため、そこまで行ってみることにする。500としては、川口ドライブ以来の長距離走行となるが、今日は2名も乗車しているので、エンコしても心強い。幸い道路はすいており、500のエンジンも好調だった。ペースが速いから大変だろうと思われた新青梅街道走行も難なくこなす。なによりもちゃんとウインカーとブレーキランプが点灯するので、精神的な安心感がある。

 多摩湖(村山貯水場)の湖畔に沿って走るワインディンロードは、アップダウンも無いため、500でもかなりのスピードで走ることができる。ハンドルが軽く、しかも良く効くので、この時ばかりは並の車以上のスピードで走ることが可能だ。ただし、一旦上り坂になるとテキメンに元気が無くなるのは、パワーが無いので致し方ない。

 貯水池を渡る橋はさすがにかなり渋滞したが、それ以外はさほど混雑していなかった。狭山自然公園内にある喫茶店で休憩する。


狭山自然公園喫茶店の500。

 駐車場のベンツの隣に止まった500は、長さ的にベンツの半分程度しかない。やはり形が珍しいのか、しげしげと見る人が多い。休憩の後は、所沢武蔵村山立川線を通り、青梅街道に出る。この道であるが、ローリング族が多発するせいか、路面がローリング防止仕様となっている。これが半端じゃなくて、路面にアスファルトで縞状の突起(それも高さ10cm程度の盛り上がった突起)を付けているため、走っていると猛烈な振動が加わることになる。500が壊れるんじゃないかと思ったくらいだ。

 帰りの道路もすいており、意外と早く帰宅する。東京の道路は、すいてさえいれば快適なのである。O氏が500を運転してみたいと言うので、近所の裏道で運転を代わる。慣れていないことと左ハンドルということもあり、最初はかなり大変そうであったが、ギアシフトは非常にうまかった。ブレーキの効きが悪いという感想だったが、これは仕方ないな。というわけで、特にトラブルも無く、80km程度のドライブをこなして無事帰還することができた。アイドリング回転数もかなり低くなったのだが、時々くすぶるのが気になる。おそらくキャブのジェットが詰まってきたためだと思うが、まだ分解掃除するだけの度胸が無い。オイルの吹きは、量は少ないがまだ起こっているようである。

【2014年の追記】
思い返してみると、整備が完全ではなかった当時の500で、良く連休中にドライブなんぞに出かけたものである。確かこの時も、チョークレバーを少し引いておかないとエンジンがストールする現象が発生していた。よって、走行中は、ずっとチョークを引き気味にするという、言語道断の走り方をしていた。掲載した写真に、JR中央線の旧型車両が写っている。1999年に撮影した証拠とも言えそうだ。





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