【概要】 ・題 名 :RETRO MOTHERBOARD ・製 本 :A4、中綴じ、全28ページ ・印 刷 :フルカラーオフセット印刷 ・図書番号:ISBN978-4-903935-14-0 ・発売元 :株式会社ブックコム ・企画制作:FunkyGoods ・定 価 :1,680円(税込み価格) ・その他 :落丁、乱丁の場合はお取り替えいたします。 それ以外の返品は受け付けておりませんのでご了承ください。 1.企画 パーソナルコンピュータのメインパーツであるマザーボード。特にAT互換機と呼ばれるマシンの、古いマザーボードを懐古的に楽しんで頂こうという企画です。ただ単に古いマザーボードの写真を掲載するだけでは、あまり面白みが無いので、万年カレンダー形式とし、予定や家族・お友達のお誕生日、イベント、記念日等を書き込んで使用できるように構成しました。
2.ターゲット層
3.内容
4.その他 ※素材は全て筆者のコレクションを使用しております。撮影は照明、スタジオに至るまで、全て筆者自身の手で行いました。画像加工もほとんど筆者にて実施し、最後の入稿時に出版社のプロの方に見て頂きました。デザインは筆者の知り合いのハッカー「柴隠上人 稀瑠冥閭守 (Kerberos)」氏にお願いしました。スペックシートのテキストは筆者にて執筆しております。
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1月 【IBM PC(1981年)】 IBMが1981年に最初に発売したパーソナルコンピュータ「IBM Personal Computer 5150」の基板です。この基板は、1990年代初頭の秋葉原のジャンク屋で購入しました。基板そのものが珍しく、現存するものが少ないこともあってか、筆者のコレクションの中では雑誌への掲載回数が最も多いマザーボードです。 | |
2月 【IBM PC/XT(1986年)】 IBMが1983年に発売した「IBM Personal Computer XT model 5160」のマザーボードです。初代機の性能アップとHDDの搭載、OSの機能アップが図られました。XTバスが登場したのもこのボードからです。良く見ると、初代PCとスロットの間隔と数が異なります。 | |
3月 【IBM PC/XT model286(1986年)】 IBMがPC/XTのさらなる機能強化を図るべく、1986年に発売したPC/XT model286 (model 5162)のマザーボードです。それまで非力であったCPUを80286(6MHz)に強化したことが最大の特徴でした。しかし、市場には既にPC/ATが投入されており、PC/XTが発売されていた期間はごく僅かでした。SIMMタイプのメモリモジュールもこの時から搭載されています。 | |
4月 【IBM PC/AT(1984年)】 IBMが1984年に発売した「The Personal Computer for Advanced Technologies 5170」、通称PC/ATは、その後のAT互換機の基礎となり、ある意味原器的存在となりました。ここに掲載したのは、初期のフルサイズ・ボードで、その後、Babyサイズの小型ボードとなりました。CPUは80286(6MHz)で、20〜30MBのHDDとFDDを搭載し、ビジネス用途としては当時十分な性能を有していました。 | |
5月 【IBM PC/AT(1984年)】 IBM PC/ATのBabyサイズボードです。基本的な構造、性能はフルサイズと同様ですが、基板の小型化によりコスト低減を図っています。この頃のメモリはまだSIMMでは無く、DIPのメモリが基板上にずらりと並ぶ構成になっていました。Babyサイズのボードは、その後多くのPC/AT互換機の標準となります。 | |
6月 【EFA EMC45M05(1992年)】 DOS/V黎明期の日本市場で一世を風靡した名作、台湾EFA社のEMC34M50です。CPUに80486を用い、50MHzのクロックまで耐えるチップセットを搭載した実力派で、その安定性には定評がありました。DIPスイッチの設定でバスクロックの周波数を可変できたので、オーバークロックのような芸当もできました。80386でも使用できるよう、ソケットが設けられているところが時代を感じさせます。 | |
7月 【ASUS P/I P6NP5(1996年)】 intelのCPUの中では、空前絶後の大きさを誇る「Pentium Pro」を搭載した台湾ASUS社のマザーボード、P6NP5です。Pentium Proは、二次キャッシュもCPUダイの中に取り込むという斬新な設計で当時話題となりましたが、価格が下がらず性能もそれほどでもなかったこともあり、短期間で消えて行きました。しかし、CPUの迫力だけは、他の追随を許さない存在感です。 | |
8月 【PC CHIPS M591(1998年)】 中国の大手マザーボードメーカー、PC CHIPS社が出した空前絶後の変態マザー、M591です。おそらく日本にはこれ一枚しか残存していないでしょう。オンボードでスイッチング電源まで取り込んでしまい、さらにマザーボードを収納した段ボールがそのままケースとして利用できる等、とんでもない製品でした。 | |
9月 【DIAMOND COMPUTER FAST BUS VLB(1992年)】 DIAMOND COMPUTER社が製造した廃人向け超高速マザーボード、FAST BUS VLBです。1992年現在、80486を使用したマザーでは最も速いと大評判になりましたが、周辺カードとの相性もあり、少々クセのあるボードでした。設定に苦労された方も多いと思います。 | |
10月 【AMI Enterprise IV(1994年)】 ハイエンド・マザーボード・メーカーの代表であるAmerican Megatrends Inc.社製の代表作、Enterprise IVです。低コストの台湾、中国製マザーボードと異なり、大変高価な製品でしたが、サーバ等の高信頼性マシンに良く使用されていました。今見ても美しいと唸らせてしまうような丁寧な造りです。 | |
11月 【AMI TITAN II(1994年)】 同じくハイエンド・マザーボード・メーカーの代表であるAmerican Megatrends Inc.社製の、TITAN IIです。当時非常に高価だったPentium 90MHzを2個、SMP対応で走らせるという超弩級の仕様で、EISAとPCIという組み合わせは、ハイエンド製品と言うにふさわしいものでした。本製品は大変大きなフルサイズのボードです。 | |
12月 【DEC AlphaPC 164LX(1998年)】 泣く子も黙るマザーボード、あのDECのAlphaPCです。12月(December)だけに、DECで締めてみました。サーバ用途を見据えた64ビット幅のPCIバスがひときわ目を引きます。金色のヘッドにヒートシンク固定用のネジが直接角のように生えているCPUもど迫力です。 | |
画像は、部品の型番、基板の配線パタン、シルク印刷など、なるべく細かいところまで見えるように仕上げました。これは資料的価値の保存という意味合いも持ちます。ホントウはもっともっと取り上げたいマザーボードがあったのですが、とりあえずこの12枚を厳選しました。売れ行きが良ければ第二弾を出します。
それではご購入のほど、何卒よろしくお願いいたします。 |
カレンダーの日にち部分の例です。万年カレンダー(お誕生日カレンダー)として用いることを前提としているため、曜日、祭日の記入はありません。数字が7個ずつ斜めに並んでいるので、マーカー等でその月の日曜日のところに縦にラインを入れれば、通常のカレンダーと同様に土日も判別できるようになっています。横のラインには、メモ等ご自由にお使い下さい。 |
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