波多 利朗の Funky Goods 幻の最終回

エルゴノミック・キーボードの極北!

DATAHAND SYSTEM 社の Datahand Keyboard Personal Edition

PC WAVE 1999年5月号 pp 113-120


 ここに掲載する原稿は、本来ならばラッセル社出版のPC WAVE誌5月号(4月8日発売号)に掲載される予定であったものである。ところが同出版社は4月2日に突然倒産し、それに伴いPC WAVE誌も最終号を出すこと無く突然廃刊となってしまったのである。この倒産劇については、当時WEB上でかなり話題となったこともあり、覚えておられる方も多いだろう。

 当時、筆者は同誌上にて「波多 利朗のFunky Goods」というふざけた連載記事を執筆していた。期せずしてその最終回となってしまった5月号のテーマは、その特異な形状で見る者を圧倒する、DATAHAND SYSTEM 社のDatahand Keyboard Personal Editionであった。このキーボード、筆者の知人であり物理層プログラマーでもあるMadam Fatal氏が、その購入欲を抑えることができずに、大枚はたいて購入したもので、おそらく日本の雑誌では初登場だったと思われる。

 こうした経緯もあり、筆者としては今回の記事をお蔵入りにしてしまうのはなんとも耐え難いものがあった。そこで、手元に残っている原稿のテキストファイルと、カメラマンのN内さんから頂いた画像データを元に、ホームページ上で最終回を再現してみることを思い立った。

 実は、Funky Goods最終回は編集部にてレイアウトが終了してており、再校段階のまま作業が止っていた。現状これら版下のディジタルデータは既に管財人の管理下に入っており、おいそれとは使えない状態となっていた。しかし、筆者の手元には、原稿のテキストファイルが残されているし、カメラマンのN内氏の手元には、筆者スタジオにて撮影された画像データも残っている。これらのデータの著作権は、著作者(撮影者)のものとなっているため、これを元に記事を再構成して公開しても、何ら問題は生じないと判断した次第である。

 紙媒体で公開できない点については、筆者としても非常に残念なのであるが、お蔵になってしまうよりは良いであろうと考えた次第である。しかもこうしてホームページ上で公開すれば、本誌上では毎回モノクロページであった本連載も、初のカラー公開とすることができるというメリットもある。波多 利朗の Funky Goods最初で最後のカラー記事となってしまった本稿を暇つぶしにご覧になっていただければ幸いである。



波多 利朗の Funky Goods 幻の最終回
エルゴノミック・キーボードの極北!
DATAHAND SYSTEM 社 の Datahand Keyboard
 
【目次】
1.アリゾナ州と言えば。。。。
2.エルゴノミックキーボードの極北登場
3.Datahand Keyboard Personal Edition の商品構成
4.ケーブルのセッティング
5.各種調整
6.Datahand の構造
7.Datahand Keyboard のモード
8.ノーマルモードでのアルファベット入力
9.その他の操作について
10.データハンドキーボードの問題点
11.その他もろもろ
 
【コラム】
特別コラム PC CHIPS M741 システムボード


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