6.Datahand の構造


 さて、本キーボードの基本的な構造を見てみよう。本体上面には、親指を除く4本の指に、まるで花弁を思わせるようなスイッチが付いている(画像14)。この花弁の中央部分に乗せた指の5方向の動きに対応して、キー入力ができるようになっている。なお、キーの動きとしては、押し下げ動作と左右上下があり、そのそれぞれにコードが割り振られている。


画像14:親指以外の指を置く、あたかも花弁のようなキースイッチ部

 親指キーは、他の4個のキーと異なる形状になっている。親指の動きとしては押し下げ、上、内側、指先を外側にそらす、親指関節を外側へ動かす、といった5通りの動きが与えられている、と言葉で説明しても、なかなかわかりにくいものがあるな。。。。親指キーには、モード切り替え、Enter、BackSpace、Ctrl、ALT、CapsLock、Mode切り替え、SHIFT 等の特殊機能が与えられている。(画像15)


画像15:特殊機能が割り振られている複雑な形状の親指キー部分

 さて、この Datahand Keyboard はWindows 95、98上からは通常の101英語キーボードとして認識される。基本的には通常のQWERTY配列キーボードと同等であるが、T、B、Y、N の4つのキーのみ QWERTY 配列と異なる場所に配置 されている。Datahand Keyboardの使用方法は、親指を使用してモードを切り替えながら入力することが基本となっている。従って、現在どのモードに入っているのかを常に意識しておく必要がある。






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