FIAT 500 シリーズは、その構造が非常にシンプルであるため、メンテナン 
スが容易であると言われている。確かに、エンジンルーム内部はスカスカだし
マイコン制御車のようなブラックボックスや配線も無いし、空冷であるため水
冷車のような水回りの調整も不要だ。しかしいくら整備性が良いといっても、
それは整備士の資格を有している人や、メカに詳しい人にとっての話しであり
筆者のような素人には、やはりわかりにくいものがある。         

 このコーナーでは、素人でもある程度調整することができるようなところを
筆者がいろいろと聞きかじった範囲で、簡単に紹介している。従って調整方法
などは、特別な器具等を使用しない簡易的なものであり、完全では無い。  

 なお、筆者は整備士の資格も何も持ってないドシロウトであるため、もし本
項を参考にメンテナンスされる場合には、あくまでも自己の責任で行って頂き
たい。ここに示した方法は、あくまで一例である。各々の車の状態は、当然の
ことであるがそれぞれ微妙に異なっているため、調整の結果、症状が改善され
ないばかりかかえって悪化する場合も十分考えられる。プロの方の指導を得る
かもしくは専門の整備工場に出した方が安全かつ完全であることは言うまでも
ない。                                

 ただ、路上での応急処置となると話しは別で、ある程度自分でなんとかしな
くてはならない場面に遭遇する場合もあろう。また整備工場に修理を依頼する
にしても、ユーザーの方で、症状とその考えられる原因について、完璧では無
いにせよある程度説明することができれば、整備士の理解も早いと思う。本項
はそうした意味でご参考にして頂ければと思う。             

 くどいようであるが、筆者は製備士ではなく、全くの素人である。したがっ
てここに示されている用語や方法が適切でない場合も考えられるので、ご承知
置き願いたい。また当然のことであるが、本項を参考に調整した結果について
は筆者は一切の責任を持たないので、予めご了承願いたい。要は、あくまでご
参考程度に、ということで見ていただけると幸いである。         

日々の点検(始業点検)                              
キャブレターのジェット掃除
アイドル回転数の調整
ディストリビューター関連
タペット調整
プラグ交換

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