オンボードで搭載されているFax/Modemチップは、PCtel社製 00Pin TQFP パッケージ、PCT789Tである(画像C)。モデムのモジュラージャックモジュールは、マザーボード上のヘッダピンに直接接続される構成となっている。(画像D)


画像C:PCtel社製Fax/Modemチップ、PCT789T

画像D:モジュラージャックモジュールの接続方法。マザーボード上のヘッダピンに直接接続する。

 PCtel社は、1994年に設立されたアメリカ・カリフォルニアにあるメーカーである。この会社では、HSP(Host Signal Processing)アーキテクチャに基づく製品をリリースしている。HSPとは、近年の強力なCPUパワーを活用し、ソフトウエアで信号処理を行うことにより、モデム等に必要なチップ数を削減してコストダウンを図るものだ。PCT789TはHSPアーキテクチャを使用したソフトウエアモデムであり、CPU に166MHz以上のPentiumクラスプロセッ サを使用したシステムであれば用いることができる。なお、同社のホームページは下記の通り。
 http://www.pctel.com/

 100BASE-T のネットワーク機能は、オンボードで搭載されているDAVICOM社製ネットワークチップ、DM9120Fで実現している(画像E)。この128 Pin QFPパッケージのLANコントローラは、100BASE-TXと10BASE-Tの機能を実現している。10/100 BASE-Txコネクタモジュールは、マザーボード上のヘッダピンとフラットケーブルで接続して使用する(画像F)。このチップを製造している Davicom Semiconductor, Inc.は、1996年に設立された会社で、台湾の大手セミコンメーカーである。同社のホームページは下記の通り。
 http://www.davicom.com.tw/index.htm


画像E:台湾 DAVICOM 社製ネットワークコントローラチップ DM9120F

画像F:10/100 BASE-T コネクタモジュールとマザーボードとの接続方法


 



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