入手したGoophone i9のパッケージ一覧。ACアダプタも付属しているが、筆者はこれを使わず、代わりに同等スペックの国産PSEマーク付きを使っている。理由は判るよね?謎ロイド使いであれば、まあ常識であろう。

■Goophone i9 (2013/10/20)

 ちゃんむ〜ことenchantMOONは、修理が終わって返ってきてからというもの、全然構わなくなってしまっている。飽きたというか、なんか熱が冷めちゃったんだよね。その代わりと言ってはナンだが、また謎ロイド、もとい中華パッドの熱が再発する。

 たまたまオクでGoohone i9を見かける。どなたかが、海外出張の際に仕入れてきたもののようで、美品とある。値段がまた安い。現在市場に出まわっている同等製品の半額以下なのだ。2011年10月に購入した5インチの謎ロイド、原道N50とたいして変わらない。値段以上に興味を引いたのが、ディスプレイサイズで、5.7インチと、これまた実に微妙な大きさを搭載している。

 原道N50は、当時としては珍しい5インチサイズということで、結構話題になった。使ってみて、それなりに便利だったのだが、もう少し大きさが欲しい。理由は、筆者の老眼が進んだからである。で、ASUSのNexus 7を使ってみたのだが、これはさすがにデカイ。持ち運びには苦労する。筆者は体力が無いのである!こうしてみると、Goophone i9こそが、自分のワガママな要求に応えてくれそうな端末に思えてきたのであった。

 ところで、Goophoneというブランドなのだが、知ってるヒトは知ってるし、知らないヒトは知らない。知ってるヒトには、もはや説明不要のメーカーであろう。特に、Goophone Y5などは、言語道断のスマホであり、よくもまあ、あそこまでフェイクできたものだと感心してしまう。それに比べ、Goophone i9は、フェイク趣味に走らず、格安な実用機として設計されている。何と言ってもこのマシン、クワッドコアなのだ。シングルコアのちゃんむ〜の、牛車の如き動作に長期間耐えてきた筆者にとって、この動きはまさに天国である。



Goophone i9の外箱。中華パッドだから、箱の品質は言うまでも無い。。。

Goophone i9の外箱裏側。

Goophone i9の外箱表面のスキャナ画像。

Goophone i9の外箱裏面のスキャナ画像。
拡大


項 目
内 容
製品名 Goophone i9
CPUおよび駆動周波数 MTL6589 Quad-Core 1.2GHz
OS Android 4.2.1
ディスプレイ 5.7インチ(1280 x 720)静電式マルチタッチ
RAM DDRV 1.0 GB
内部ストレージ 4GB(システム領域含む)
外部ストレージ SDHC Micro SDカードスロットで認識できる上限
通信方式 WIFI 802.11 b/g/n
GSM 850/900/1800/1900
WCDMA 850 2100Mhz
内蔵機能 SIM,GPS,Bluetooth
カメラ フロント:200万画素
バック :800万画素
バッテリー リチウムイオン充電池 3500mAh
I/O USBMicro×1 (USB充電可)
外寸 156mm × 83mm × 9.2mm
重量 198g

 余談だが、この手の中華パッドを買う場合は、初期不良が極めて多いことに注意しよう。かく言う筆者も、今までに随分と勉強料を払っている。みんな、そうして大きくなっているのだよ。

 経験的なことから言うと、専門ショップが直で輸入している新品が必ずしも安心できる、というワケでは無い。タブレットに限らず、モノは全てそうだと思うのだが、ある程度使い込んでみないと不良が出てこないケースが多い。ショップが扱う新品は、時間的制約から、お定まりのチェックしか行っておらず、2〜3日使っているうちにおかしな所が結構出てくるものもある。数日で不具合が出れば良いのだが、1週間くらい使って出てくると最悪だ。。。そのため、最近では任意保証を付けている所も多いが、これがまた結構なお値段だ。ただでさえ高めの値付けに加え、保証料まで支払うと、それこそちゃんとしたメーカーのそこそこの製品が手に入ってしまう。これでは、本末転倒である。

 謎ロイド趣味を持つ者ならば、多少のリスクは踏むものの、やはりそこはできるだけ考えて購入したい。で、結局のところ、オークションでセコハンを手に入れるのが、意外と安心だったりする。

 モチロン、出品者の評価が悪いのは論外だ。過去の履歴を見て、良心的だと思われる出品者から、そこそこ使い込んだモノを譲ってもらう方が安心できる。そりゃ、一度使い込まれたものだから、細かいキズとか付いているのはしょうがないが、どのみち謎ロイドじゃん。使い潰してナンボのものだ。返って割り切って使えると言うものだ。但し、この場合には、バッテリは若干ヘタっている可能性があるので、要注意だ。


Goophoneと言えばY5。で、Y5とi9とを並べてみますた。Y5はスゴイ製品だったねぇ。とにかくフェイクの固まり。何てったって、本体裏面に憶面も無く「Designed by Goophone in California」って表記してるくらいだから。一方、i9の方は、「Designed by Gong Chang Company in China」と、記載されている。

Y5とi9の箱。Y5は、モロ意識していますな。一方、i9は普通の箱です。


 さて、カンジンの大きさについてである。

 Nexus 7と比べると、格段に軽くて持ちやすい。2012年モデルのNexus 7は、347gもあるのに対して、Goophone i9は198gと軽い。電話として使うには巨大だが、タブレットとしてはコンパクト。実に絶妙な大きさである。本体の厚さが9.2mmと、1cm以下であるところも評価できる。2012年モデルのNexus 7は、10.45mmと1cmを越えていた。(2013年モデルのNexus 7は、8.65mmとi9より薄い。)

 液晶は、視野角が若干狭いことと、発色が淡白であることを除けば、一般的な使用に不自由しない。そこは低価格機だということで、割り切ろう。しかし、反応速度は良いよ。

 動作は、クワッドコアだけあって、何の問題も無くサクサク動く。長らくちゃんむ〜で修業を積んできた筆者にとっては、まるでオアシスのようだ。でも、これが今現在の普通なんだよな。。。

 軽量化と薄さを実現するために、背面はプラスチックだ。安っぽいのは仕方無い。micro SDスロットは本体内部に設けられているため、背面カバーを開ける必要がある。本体USBコネクタの隣りの位置に、小さな凹みが設けられているので、そこにドライバー等を入れて、慎重にこじ開ければ良い。

 ホーム画面がiOSのように見えるのは、「Espire Launcher」というランチャーを入れているためだ。デフォルトでは、普通のAndroidのホーム画面になっているので、念のため。

 さてと、これから暫くは、コイツにモバイルWiFiルータを付けて、持ち歩いてみることにすんべえかな。。。


Nexus 7(2012モデル)との比較。7インチと5.7インチでは、結構違いがある。

Nexus 7(2012モデル)と重ねてみたところ。持った感じでは、一回り以上小さい。

i9は、厚さ9.2mmと1cmを切っている。中華パッドとしては頑張っている。下のNexus 7(2012年モデル)は10.45mm。その差は小さいように思えても、結構でかい。

昔使っていた原道N50(5インチ)と比較してみた。原道は2011年頃の製品。当時としてはコストパフォーマンスは良く、気に入っていた。ただ、老眼が進んだ今となっては、5インチではちょっと辛い。なお、原道N50は、余りにも使いまくったため、現在では正常に動かなくなってしまった。なので、電源は入っていない。謎ロイドも、ここまで酷使されれば本望であろう。

プラスチック感覚満点の背面パネル。同じGoophoneでも、Y5の時に見せた重厚さがカケラも無いのが潔い。

USBコネクタ周囲。両側に内蔵スピーカーが配置される。画面左端の角に、背面パネルを開ける時に使用する凹みがある。

本体右側側面に並んだボタン類は、左端より、音量下、音量上、電源の順に並んでいる。ヘッドフォン端子は、本体上面に位置する。

LEDライト付きのバックカメラ。画素数は800万画素。LEDライトは、懐中電灯アプリとしても使用できる。

背面パネルを開け、バッテリーを取り外したところ。特徴的な所はSIMが2つ搭載できる点であろう。micro SDスロットは、本体内部に完全に隠れてしまう。

micro SDスロットと、2つのSIMスロットの拡大。

バッテリー。容量は3,500mAh、3.7v。2012年モデルのNexus 7は4,325mAhと圧倒的大容量だった。しかし2013年モデルのNexus 7は3,950mAhと少し小さくなっている。因みにちゃんむ〜ことenchantMOONのバッテリーは、実に5,000mAhとダントツに大きい。

バッテリーの表面。この蜂のマークがGoophoneのロゴみたいだ。

本体に同梱されていた中文版のマニュアル。
PDF

Goophone i9のホーム画面。ホームボタンや設定ボタンが無いので、「Button Savior」といったソフトを入れておくと捗る。なお、画面キャプチャの方法は、電源ボタンと音量下げボタンとを同時に長押しすることでできる。保存した画像は、ギャラリーのスクリーンショットというフォルダに保存される。

Espire Launcherを入れてiOS風にしてみた。次期iPhoneは5インチサイズになるという噂があるが、まさかi9のように5.7インチまで肥大化することは無いだろうね。

端末情報の表示。Androidバージョンは4.2.1だ。なお、現行モデルはN3という型番で、CPUはMTK MT6589T quad-core processor(1.5GHz)、液晶は5.7インチと変わらないものの、解像度が1920 × 1080 ピクセルにアップし、前面のカメラの画素数が13Mピクセルになっている。ドル建てで$279.99ということは、今日の為替レート換算で約27,359円。そこそこお高いですな。

お約束の、PC98エミュレータ「ねこープロジェクト」を起動させてみた。ソフトキーボードの表示が大半を占め、640×400ドットのDOS画面は、こんなに小さい・・・



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