Fedora Core 4 GNOME画面 Windowsとかわりません。。。 |
■Fedora Core 4 (2005/11/17) 先日、新宿の紀伊國屋書店コンピュータ書籍売り場のUNIX棚に行き、Linuxの本を買ってきた。11/05号と11/11号にて記載した如く、ようやくハードディスクガッチャンコ入れ替えマシンが完成したので、久しぶりにLinuxでも入れてみたくなったためだ。
筆者とLinux(386系UNIX)との苦難の付き合いは長い。その昔、486DX全盛だった頃、会社の友人でネットワーク管理者で、その上ヲタのH氏が、5.25インチFD総計50枚にも及ぶ「386BSD Ver0.1 + XFree86」を貸してくれたのが、そもそもの始まりである。この時の苦労ほど、楽しかったものは無かったねぇ。。。当時はまだ、PC互換機でUNIX動かすことができる、なんてのは、フツーのヒトには考えられなかった時代だし、ましてやGUIのXWindowが動作するなんて、夢のまた夢だった頃のハナシだ。しかし、ハードウエアリソースが超貧困な当時のこと、そう易々とは導入することができなかったのも事実。
まず、HDDだ。当時はIDEでも80MBとか120MBとかが主流で、絶対的な容量が足りない。そんな時、秋葉原で確かアルプス製だったと思うが、240MBのIDEが超破格値で販売され、貧乏なUNIXヲタは、こぞってこのディスクを買い求めたものだ。あん時買ったHDDは、確かまだ倉庫に眠ってると思うよ。この頃のPCヲタの貧富の差は、搭載するHDDの形式と容量に如実に現れており、リッチなユーザは、AdaptecのSCSIカードにSeagateの500MB SCSI HDDを搭載していたものだった。
さて、たとえ240MBといっても、XWindowまで導入するとなると、そうそう余裕は無い。ディストリビューション・ディスクを次々とドライブに入れ、インストール作業を実行しつつ、エクストラクトしてインストールが終了したファイルを、COMポートに接続された別のVT端末から削除して行くという、それはそれは大変な作業を求められたものだった。
それから15年余りの間、いくつかの386系UNIXを再度導入してきた。386BSDの次はNetBSD、FreeBSD、Red Hat Linux、HOLON Linux、Linux MLD等々、オモシロ半分でインストールしては消していたというのが実際のところだ。さて、ここ2〜3年、Linuxで遊んでいなかったので、久しぶりにどうなっているか調べてみたら、Fedora Core 4ってーのが山積みになっている。をを!暫く見ない間に、世の中ではこーゆーのが流行ってたのかと、恥ずかしながらさっそく購入。書店に置いてあった中で一番価格が安かったのが、インプレスの「できるシリーズ」だったので、それを購入した。
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できる Fedra Core 4(表紙) お馴染みインプレスの「できる」シリーズ。筆者のような高齢者にとっては、こうした入門本は判りやすくてありがたいよ。。。 ヽ(´ー`)ノ |
Fedra Coreは、中身は何のことは無い、有名なRed Hat Linuxである。Red Hat社は2003年3月にリリースしたRed Hat Linux 9を最後に、Fedora Projectにディストリビューションの開発を移行させてしまったのだそうだ。それ以降、Red Hat社は企業向けのLinxを提供し、フリー・ディストリビューションはFedora Coreとしてリリースされるようになった。フムフム、な〜るほど・・・ さて、その導入であるが、呆れるほどカンタンであった。最近のLinuxのインストーラーは、初期の頃と比べると格段に良くできている。お手軽そのものだ。ただ、これは筆者の環境に限ったことかもしれないが、自動パーティションを選択すると、先に進めなくなるという現象が見受けられた。しゃーないので手動パーティションで事なきを得る。また、モニタの種類を特定しないと、800×600ドットの解像度が上限に設定される。(これは、モニタの許容範囲外の周波数に設定しないように配慮した設計。)よって、高解像度にならないよ〜!と叫ぶ前に、使用しているモニタの型番を設定すること。 こうして、ほぼ全自動でXWindowが動作するのを見ると、隔世の感があるなぁ。昔しは、viでxconfigのパラメータを設定し、ビデオカードとモニタの解像度設定パラメータを修正した後、xサーバ動かして、画面が出ないよ〜!ってなことを、何度も繰り返したものだよ・・・あんまりカンタン過ぎて、なんか物足りないくらいだ。
それと、Windows系アプリとの互換性も高まっている。例のSUN提供OpenOffice.orgも、Ver2.0のβ版が搭載されていて、エクセル・ワード・パワーポイントに相当するアプリケーションも即利用可能だ。試しに、結構ガシガシに書き込んだPPTファイルを読み込ませてみたが、位置ズレ等はそれほど多くなく、Ver1.0の頃とは格段に互換性が高まっているように思えた。暫くは、コイツで遊んでみることにするかねぇ・・・
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OpenOffice.org Ver 2.0 βの起動画面 Ver 1.0の時は、ハッキリ言ってあまり使いたくなかったが、Ver 2.0では、かなり改善されているようである。 |
OpenOffice.org Ver 2.0 β 各アプリケーション画面 エクセル・ワード・パワーポイントと互換のある、カルク・ライター・インプレスというアプリケーションが搭載されている。 |
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