写真1.JAFロードサービスによる牽引 いつか来るであろうと以前より予測していた光景が、今現実のものに!そりゃ、5年以上乗っていれば、一度くらいはJAFさんのお世話になってもおかしくは無いな。というより、FIAT500が牽引されるのはこれが初めて。それって結構奇跡だったのかも。。。 |
ことの起こりは2004年1月23日のドライブだ。冬場で混合気も濃くなり、絶好調のチンクェチェントを駆って、ちょっと遠出のドライブをした帰り道、突然ストンとエンジンが止まってしまった。駐車場からは10km程度の所である。さて困った、どうしようと、一連のメンテナンスを実施したが効果無し。辛うじてエンジンを再始動し、駐車場まで戻れたまでは良かったものの、猛烈に不調となり、とても走行できる状態では無くなった。 最初は単純な整備不良くらいに考えていたのだが、キャブのジェット、プラグ等チェックしても異常は見あたらない。さんざん悩んだ挙げ句、デスビの高圧端子絶縁材が破壊しており、さらにポイント固定用ネジがバカになって緩んでいるのをハケーン!ポイントは新品部品でアッセンブリ交換を施し、絶縁材はどこにも在庫が無いので、東急ハンズにてポリプロピレン板を購入・加工し、取り替えた。 さて、これで大丈夫だろうと思っていたのだが、やはり不調は直らない。タイミング調整も効果無し。さすがにこれにはお手上げとなり、専門店へ整備に出すことと相成った。ところが、エンジンがこの調子では、とても不安で公道を走ることができない。専門店までは約12km近くの距離がある。仕方なくJAFさんにお電話し、牽引をお願いした。
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写真2.フロント吊りされたFIAT500 牽引車後部に設けられたアームに前輪を載せて、出発準備完了。リアエンジン車だからリア吊りにするのかと思ったけど、フロント吊りだった。FIAT500の運転席には、JAFの方が乗車し、牽引中異常が無いかどうかを確認する。ご苦労様でした。。。 |
筆者がJAFの会員になってから、かれこれもう28年が経過するが、牽引されたことは今までに一回も無い。5年前にFIAT500を購入した際は、いつ何時路上エンコが発生してもおかしくないといった覚悟で乗って来たのだが、奇跡的というか、牽引までには至らなかった。今回ようやく故障らしい故障で、しかも初牽引である。これはこれで経験になって良いもんだ、と前向きに考えることにする。 さて、JAFでは会員の場合、最初の5kmは牽引料金は無料となる。しかしその後1kmに付き600円の付加料金が発生する。一番近いチンクェチェント専門店までは、約12kmの道のりなので、7km分(4,200円)の超過料金が発生する。これはこれで致し方無いな。 JAFコール後30分程度で、CENTURYの牽引車がやって来た。さっそく作業員の手により、手際よくチンクェチェント牽引の準備が始まる。慣れた手つきでフロント吊りを行い、チンクェチェントのリアウインドウには「故障車」の表示が貼付された。作業員1名がチンクェチェントの助手席に搭乗し、筆者は牽引車の助手席で道案内を行う。JAFの車には初めて乗ったが、助手席ダッシュボードに後方の牽引車を確認するためのTVモニタが設置される等、なかなか充実した装備であった。
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写真3.リアウインドウに張られた「故障車」表示 みっともない光景だなあ・・・と、つくずく思ってしまうショット。リアウインドウにデカデカと「故障車」の証を貼られての牽引である。まあしかし、これくらい古い車だと、故障車と貼ったところでハタから「当然だろうねえ」と見られるのがオチで、返って安心できたりして・・・・ヽ(´ー`)ノ |
牽引走行ということで、そこそこの低速運転にて修理工場へ向かう。この状態であれば、ノロノロ運転していても、誰もが納得するだろう。なんつったって、牽引している車は30年以上も前のもので、故障という言葉が良く似合う形だし・・・・ 因みに、今回の処置内容であるが、「レッカー二輪つり上げ牽引」という内容であった。無事修理工場に到着したチンクェチェントは、このまま3回目の車検に出されることになった。
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