完成!納車!! ヽ(´ー`)ノ
写真0.オーバーホール完了直後のエンジンルーム内部 丹念にウレタン塗装されたエアカウリングの黒と、ウェットブラスト処理されたクランクケースの銀色の対比が映える!オリジナルステンレスマフラーが迫力!!しかし、エンジンルーム内側のボディは、今回塗り替えなかったため元のままの状態。いずれ全塗装する際に、ボディ内面もビカビカにしよう! ヽ(´ー`)ノ |
ついに、このオーバーホールレポートも、完成・納車の回を迎えることとなった!マンセー!!! \(^o^)/。オーバーホール前夜から開始して、エンジン全バラ・部品類の交換・整備・組立に至るまで、実に15回にも上る連載になるとは、筆者自身思ってもみなかった。ここまで詳細なレポートをご報告できたのも、全てオンタリオさんのご協力があったからである。改めて同社のご配慮に感謝いたします。 m-_-m。
さて、納車引き取り日となった2005年4月29日(金曜日)、実は筆者の体調は絶不調だったのだ。というのも、あろうことか前日の夜、昔の仕事仲間と恵比寿で深酒してしまったのだ。(´ヘ`;)。大事な日を前にして、なぜそれほど飲んでしまったのかと言うとだな!入った店に「十四代」が置いてあったからなのだよ!「十四代」と言えば、日本酒通では知らぬ人はいない名酒であり、同時に幻の酒とも言われている。置いてある店など、そう滅多に無い。今回の店でも、メニューには載っているのだが、在庫しているかどうかは、実際に店員に聞いてみるまでは判らないという、それほどのモノなのである!そして店員に聞いてみたら、運良くあったというワケだ!これを飲まずして何を飲むと言うのだ・・・ そういうわけで、二日酔いでアタマズキズキの午前中を何とか乗り切り、心身を清めた後、午後にオンタリオさんを訪問することと相成った。作業場には、完全に組み上げられた筆者のチンクェチェントが、バッテリーを充電しつつ待っていた。をを、久しぶりの愛車との対面である!そして、エンジンルームの中を見ると、そこは・・・
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写真1.整備が終了したチンクェチェント 最後の仕上げとして、充電装置でバッテリーを充電している。手前には、今回のオーバーホールで交換した部品類が並べられている。 |
・・・スゴイの一言だ!こりゃまさに、芸術品だよ!ここまで完璧に整備されたエンジンというのは、未だかつて見たことが無い、、、いや、ある、有る有る!ヒストリックカーの展示会場でだ!いわゆるコンクールコンディションってヤツだよ!それほどスゴイ出来なんだよ、判ってくれよセニョール! \(^o^)/。感涙にむせぶ筆者(若干大袈裟な表現で申し訳ない)を横目に、メカニックのY口J郎氏は「テストドライブしてみませんか?」とおっしゃってくれた。2月以来、約70日振りに運転する愛車である。 エンジンをかけると、未だかつて経験したことのない、太くそれでいてエレガントな低音の排気音に先ず驚いた。あのオリジナル・ステンレスマフラーの排気音である。をを、マイチンクも随分立派に成長したもんだと感動に浸って、音に聞き惚れることしばし。すかり走り出すことを忘れてしまっていた。さて、テストランはオンタリオさん近郊の道路で、約20分間くらい行った。先ず最初にアクセルを踏み込むと、650ccへのボアアップによるパワー増が実感。発進時の余裕もさることながら、2速、3速の伸びが全然違う。まだ慣れていない新品のローギアが若干渋いことを除けば、予想をはるかに上回る乗りやすさなのだ!さらに、整備前までは様々な雑音の固まりであったエンジンのメカノイズが、大変小さくなっている。整備により組立精度が全般的にアップしたためであろう。
まるで自分のクルマではないような感覚に浸り、20分余りのテストドライブから帰ってくると、早くもステンレスマフラーは良い色に焼け始めていた。こういった楽しみ方も、今までは全然知らんかったもんなぁ~~~。
帰り道の新大宮バイパスも、以前のチンクェチェントではパワー不足で心配であったが、今回は余裕がある。連休に入っても意外に空いている道を快調に飛ばして、無事帰還。気が付くと、二日酔いもどこかに消し飛んでしまっていた。。。。
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写真2a.オーバーホール前のスパークプラグ周り 懐かしい写真。オーバーホールに出す前の、プラグ周りのエアカウリングの写真である。ご覧の通り、錆びとホコリでくたびれまくっていた! |
写真2b.オーバーホール後のスパークプラグ周り ほんでもって、これがオーバーホール後の状態。ウレタン塗装されたエアカウリングが、これでもかってくらい黒光している!スロットルメカ部分のクロメートメッキも輝いているぜ! (丶`∀´) |
写真3a.オーバーホール前のクランクケース 滲み出たオイルとホコリで茶色くなっている。ボルト類も錆びで真っ赤だ。見るに耐えない光景! |
写真3b.オーバーホール後のクランクケース とても同じモノだとは思えません!エンジンマウントアームもビカビカに光っている。クロメートメッキ加工されたオリジナルのボルト類も目立っている。 |
写真4a.オーバーホール前のサーモスタットカバー部分 こちらもホコリと錆びが目立つ。 |
写真4b.オーバーホール後のエンジン本体 こちらもご覧の通り。ステンレスマフラーのエギゾーストが迫力だ! |
写真5a.オーバーホール前の燃料ポンプ付近 ポンプ本体は最近新品に替えているので新しいが、クランクケースはオイルのシミと汚れで真っ黒の状態。 |
写真5b.オーバーホール後の燃料ポンプ付近 アルミのクランクケースには、オイルの滲み一つ無い。その差歴然!? |
写真6.オーバーホール後のキャブレター部分のアップ スロットル用ロッドのメッキが目立っている。キャブレターも126用新品を搭載しているため、ガソリンのシミも無い。プラグコードは以前使用していたノロジー・ホットワイアをそのまま使用。 |
写真7.エギゾーストマニホールド部分のアップ エギゾーストマニホールドボルト4本は新品に交換している。 |
写真8.オーバーホール前後のエンジンルーム内部 最後に一枚。オーバーホール前後のエンジンルーム内部の比較写真を掲載しておく。上が前で下が後であることは、今更言うまでもないな・・・・ ヽ(´ー`)ノ |
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取材協力 オンタリオさん |
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