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店舗内部


リストマーク  このページではFunky Goods Shopの店舗内部写真を掲載します。

 Funky Goods Shopが使用していた店舗は、前オーナーがガラス細工をン販売していたということもあり、非常にオシャレで独創的な内装になっていました。店内を、壁面・天井含めて全て濃紺で塗装されており、それだけでちょっと不思議な空間が演出されていました。ガラス細工のような繊細な商品を置くには最適だったのかもしれませんが、当ショップのように骨董品やジャンクを置くには、若干違和感があったことも事実です。

 店舗を開店する時から、店内の改装は全く考えていませんでした。リフォームされてから比較的日が浅く、その必要が無かったことが主な理由ですが、この濃紺の内装が非常にユニークだったことも挙げられます。使用していてひとつだけ気になった点は、深い色なので店舗内部が若干暗くなることでした。しかしそれはそれで幻想的な雰囲気を醸し出してはいました。



写真1:店舗内部俯瞰
Funky Goods Shop最盛期の店舗内部です。この写真は、コダックのデジタルカメラ、DC-4800に21mmのワイドコンバージョンレンズを装着して撮影されました。21MMという超広角の画像なので、良く見ると周辺部分が若干湾曲して歪が出ています。写真向かって左側奥が事務所エリアで、パソコン等が設置されています。この店舗は、比較的壁面が多いのですが、ほとんどポスターと振り子時計で埋め尽くされています。左側に背を向けているマシンはマッキントッシュ初代プラス。右側の黒いマシンは、Next Stationコンピュータです。中央奥には、昭和20年代の電気蓄音機の上に、ゼネラルのゼニスタイプ真空管式ラジオが乗っています。ちょっとわかりにくいのですが、一番右側の振り子時計の横はドアになっていて、その奥に荷物置き場と洗面台があります。ドアにはカレンダーとポスターを貼っているので、一見してドアには見えませんが。こうして見るとかなり大きな店舗のようですが、空間的には意外と狭いです。レンズのせいで広く見えるのですね。この画像を撮影した時間は午後4時。天気が良くなかったこともあり、夜のような感じがします。濃紺の内装が幻想的な雰囲気を出していると言えるのではないでしょうか?筆者が最も気に入っている写真の1枚です。

写真2:店舗内部 #1
Shop内の写真1と反対側の光景です。右側手前に初代マックプラス、左側にNextが配置されています。Nextのディスプレイの向こう側には、ガラス製の大型ショーケースがあります。もともとこのショーケースは、前のオーナーがガラス細工を陳列するために設置していたもので、店舗の備品でした。宝飾類を入れるのに適したケースなのですが、実際にはFunky Goodsのお宝グッズが入っています。ちょっと場違いな感じですね。ショーケースの隣には、5段構成の展示棚が置かれています。棚の最上段(5段目)には、サンダーバード関連を中心としたプラモデル類を展示しています。4段目には、ミタカ電気製のST管式真空管ラジオ「Aria」とMT管方式の小型ラジオ数台が展示されています。「Aria」は木製筐体の大型ラジオで、マジックアイはついていません。3段目には、ナショナルのマジックスーパーラジオと、同じくナショナルの昭和42年製CB無線機が展示されています。マジックスーパーラジオはプラスチック筐体のもので、MT管のマジックアイが付いています。またこの段には昭和34年製の手榴弾型の消火器といった、極めてレアな物もあ ります。2段目には、1967年製造のCasio計算機、101Eが目を引きます。展示棚の右上方には、映画「ブレードランナー」の大型ポスターが架かっています。この映画は店主が最も好きな作品の一つで、高円寺のポスター専門店「ピー・ドッグ」からフレーム込みで購入したものです。この写真の向かって右側が、店舗入り口です。

写真3:店舗内部 #2
店舗の事務所エリアです。ここに置かれている物は商品ではありません。パソコンデスクにはSONY製の液晶モニタとDATALうx製キーボード、EPSON製カラープリンタが置かれています。パソコン本体は右側のラックに2台設置されていました。どれも筐体はIBMが1984年に発売したIBM PC/ATオリジナルですが、中身は最近のものに換装しています。2台のうち3台はバックアップ機となっています。ネットワークはJCOMのケーブルインターネットを引き込み、常時接続環境を構築していました。回線速度はベストエフォート方式なので条件により変わりますが、当時600〜800kbps程度は常時出ていたようです。基本的に、ここに座ればOA関連の作業は全て出来るように構成していました。右側壁面に架かった振り子時計はお気に入りの一品。2次大戦前に作られた赤星時計社製のもので、近所の腕の良い時計屋さんでフルレストアしたものです。

写真4:店舗内部 #3
Funky Goodsの時計コレクションです。Funky Goods Shopには、ここに掲載したような古い柱時計が全部で10台あり、どれも実際に動いておりました。このうちの7台は店舗正面の壁面に架かっていました。この壁面は店舗の外側から良く見えるので、結構目立ちます。写真左上の端にかかっている、ライトで半分隠れしまった時計は当店の秘蔵品でした。「タイセン号」という名称の振り子時計で、アールデコ調の変わったデザインと切子細工のガラス装飾がなかなか良い味を出していました。また、2段構成で展示している時計の下段の2台もかなりの逸品です。その左側はこれもアールデコ調のもので、譲って欲しいという要求が多数ありましたが、結局販売しませんでした。右側のものは神戸少年保護鑑別所にて使用されていた昭和23年製のもので、老朽化によりボロボロになっていたメカをフルレストアしたものです。1個だけ丸型の大型時計があります。これは九州の某炭鉱の事務所で使用していたもので、Seiko製ですが文字盤が手書きというレアなものです。なお、左側にはラジオが見えますが、これはゼネラル社製のST管式ラジオで、ゼニスタイプといって選局がボタンでできたものでした。このラジオは、筐体を塗りなおし、正面の布も張り替えてあります。
冒頭、某テレビ局が新人アイドルのMTV撮影に使用したいとメールしてきた事を記載しましたが、この古時計が架かっている壁面をWEBで見たからだそうです。レトロな雰囲気の場所を探していたのでしょうか・・・・

写真5:店舗内部 #4
写真2に掲載した部分のアップです。但し撮影時期が古いので、若干展示されている商品が異なっていますが。左からガラス製ショーケース、5段陳列棚、4段陳列棚が並んでいます。ガラス製ショーケース内部には、サンダーバードや謎の円盤UFOといったITC関連のレア物プラモデルと、卓上型電卓コレクションを展示していました。電卓については、1970年代の製品を中心に約20台ほど揃えており、なかなかの迫力でした。最も電卓収集は完全に筆者の趣味であり、譲ってほしいというお客は皆無でしたが。。。。因みに当時ショップで展示してあったレトロ電卓は、本HPの「計算機博物館」に掲載しています。右側の4段陳列棚は、店舗の外から見ることができるので、手回し計算機や真空管式ラジオといった、Funky Goodsのお宝商品を展示していました。手前にある丸テーブルは、ちょっとしたミーティングに使用していたものですが、その後NextStationコンピュータが入っ てきたため、パソコン台になってしまいました。

写真6:店舗内部 #5
Funky Goods Shopの目玉、ガラス製ショーケースの中身です。非常に混沌としており、ショップの性格が良く現れていました。ケースは6段構成で、下から1・2段目が卓上型電卓のコレクションコーナー、3,4,5段目が絶版プラモデル類といった分類になっていました。絶版プラモデルの中で最も貴重なものは、謎の円盤UFOシリーズの「UFO」本体のプラモです。バンダイ製の初代モデルを展示していました。またスカイダイバーのプラモも、マニアの間ではかなり有名だそうです。サンダーバードの初代コンテナシリーズや、キャプテンスカーレットの登場人物プラモ一式等、なかなか全て揃えるのに苦労するものを展示していました。写真の下にカラフルな配色の変わった形のものがありますが、これはRCA社製のポータブルラジオです。2台あり、1台はリペイントされたもののようです。いづれも電池管といって高電圧の蓄電池で駆動することができた真空管式のラジオでした。良く考えてみると、どの商品も、このような高級なガラス製ショーウインドウに展示するようなものではありませんなぁ。。。。
┐(´ー`)┌

写真7:店舗内部 #6
ショップ事務所エリア部分の壁面です。向かって右側には、ちょっとわかりにくいのですがトイレへの入り口のドアがあります。正面にかかっているポスターは、かつて吉祥寺パルコ6Fにあったブティック「DELICATE」の1997−98年バザールのポスターです。実はこの図柄は1930年代ドイツポスターのパクりでした。アールヌーボーチックなデザインが気に入って、お店の人に分けてもらったもので、非売品です。振り子時計は赤星時計製のもので、数年前に近所の骨董屋で購入したものの不動品だったのでフルレストアしたものです。非常に正確なので、事務所の実用時計として使っていました。縦長のCDラックには、BGMとして使用していたCDがたくさん入っています。画面からはみ出しているホーローの駅名板は、中央線沿線のものをコレクションしたものです。

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