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このページではFunky Goods Shopに展示されていた様々なグッズ類を紹介します。グッズ類は数が多いので、まずはその1ということで。 Funky Goods Shop開店当時は、PCジャンクと文房具を扱う店舗を予定していました。しかし、その後ヴィンテージ電卓と真空管式ラジオ、振り子時計といった物にシフトして行くことになります。そしていつの間にか、わけのわからないモノが集まり、店内は混沌の極みとなって行ったのです。掲載した写真はごく一部ですが、店内のカオシーな雰囲気をいくらかでも味わって頂ければ幸いです。^^;; |
写真1:本箱の上 店主が一番気に入っていた一角が、実はこの本箱の上でした。ここに置かれているものは、どれも売り物ではありません。ベースとなっている本箱は、上部のみしか写っていませんが、大正時代の製品です。右側の黒いジオは、モトローラ社製の5球スーパーでプラスティックの造形がグッドデザインです。中央のゼンマイ置き時計は祖母の形見の品で、終戦直後の昭和21年に購入したものです。既に数回オーバーホールしていますが、時計店の話では、当時部品の品質が粗悪で、このメーカーの時計は壊れるのが早く、ほとんど残っていないと言っていました。時計の前に置いてあるガラス製の皿は、アメリカの安ホテルの灰皿で、下北沢で購入したものです。確か1個200円だったと思います。電気スタンドはベトナム製。中央のポスターは、イギリス鉄道ポスター展で購入したものです。画面右に丸いガラス製電笠のスタンドが見えます。これは昭和初期の電気スタンドで、高さは120cmほどあります。スタンドの形状がまるでマグリッドの画のようなので、思わず購入してしまったものです。本箱の上のこの空間はレトロな雰囲気が強く漂い、見ているだけで落ち着いたものです。 |
写真2:電蓄の上 Funky Goods Shopには昭和20年代の電気蓄音器が置かれていました。当時大田区蒲田の公民館で使用されていたもので、ST管式の5球スーパーラジオが入っていました。小型冷蔵庫ほどもある木製の筐体はテレビアン製のものです。このラジオは部品を購入して自作されたもののようでした。ちょうど今パソコンを自作するのに似ていますね。受信機部分は経年変化で劣化したため、その後店主自らフルレストアし、MT管式5球スーパーに改造しました。電蓄の上には、ゼネラルの大型ラジオが載っています。これは筐体を塗り替え、布張りも張り替えたフルレストア製品です。ゼニスタイプのボタン式選局方法がユニークです。ラジオの前の3つのダイアルは、東京通信工業社製マイクロホンミキサーです。今のSONYの前進ですね。上にあるブリキのおもちゃは、子供の頃遊んだものと同じ製品で、これも近所の骨董屋に出ていたのを購入してきました。右側、ムンク人形の隣にある時計は、当ショップで最も人気の高かったアイチ時計製品で、文字盤のフォントが非常にユニークです。ムンク人形の左上にある逆三角形に並んだ丸いマークは東欧某国の軍用品で、バイクの後ろに吊るす反射板だそうです。 |
写真3:ラジオ棚 #1 木製筐体のST管方式大型ラジオは、Funky Goods Shop内に全部で6台ありました。この他に、プラスチック筐体のMT管方式ラジオは、10台近く置いてあります。写真上段に展示されているのは、ミタカ電気製のAriaラジオ。ST管式の5球スーパーです。隣には、時計の後ろにSanyoのMT管方式中型ラジオと、VictorのMT管方式小型ラジオが置いてあります。下段にはナショナルのマジックスーパーラジオが置かれています。端正な形のラジオで驚くほど良い音で鳴ります。惜しむらくはMT管方式のマジックアイ「6EM5」の輝度が落ちてしまっていることで、交換したいのはやまやまなのですが替えの部品がもうありません。隣にあるCB無線機は昭和42年ナショナル製のもので、形が1970年代しています。もちろん現在でも使用可能です。右側のベージュ色の丸い置き物は、昔喫茶店にあった100円のおみくじです。自分の生まれた星座へコインを入れて、レバーを引っ張ると、小さく丸まったおみくじが出てくる仕掛けです。料金の回収とおみくじの補給には、特殊な工具が必要でした。 この100円おみくじ販売機ですが、筆者HPの「我楽多(ガラクタ)」コーナーに掲載したところ、ものすごい反響を呼び、多くのメールでの問い合わせを頂きました。その大半は、非常に懐かしいというコメントで、今でも実際に設置してあるお店を知っていたら紹介して欲しいというものまでありました。2003年の年末には、フジTV関連の番組制作会社から、年始特別番組に紹介したいという依頼を受け、対応しました。野球盤等、40年代の昭和レトログッズと共に撮影に貸し出し、1月4日の番組で取り上げられました。当ショップで一番人気の商品、それがこの「100円おみくじ販売機」だったのです。 ヽ(´ー`)ノ |
写真4:ラジオ棚 #2 同じ棚を別の角度から見たものです。撮影日時が異なるので、写っている商品も微妙に異なります。Ariaラジオの右隣に置かれたラジオは6石トランジスタ製です。珍しい韓国製のアンティークラジオです。その後ろにある黒いラジオは、有名な東芝カナリア。非常にモダンなデザインのMT管方式トランスレスラジオです。手前には20cmほどの長さのアン ティークな鍵が2個置いてあります。この鍵の素性は不明です。鍵の収集は店主の趣味で、1900年代初頭の机や洋タンスの鍵をたくさん収集しています。時計が3個見えますが、どれも手巻きのものです。左側の2個は「トラベルクロック」と呼ばれていた旅行用のもの。ケースを開けて組み立てると3角形になるお馴染みの製品です。 |
写真5:プルバックカー 事務所エリアのプリンタの上には、買い集めてきたプルバックのミニカー を並べていました。これらの製品はいずれも現在購入可能で中国製です。 1個600〜800円と安いのですが、雰囲気は良く出ています。画面向って左からシトロエン2CV、FIAT500、トラバントセダン、トラバントのバン、モーリスマイナーとなっています。右端のアフロ犬はご愛嬌。このアフロ犬は尻尾をひっぱるとブルブルと動き回り、なかなかカワイイです。プルバックのミニカーは、どれもドアが開閉できるようになっています。安い割には良くできていました。 |
写真6:ラジオ棚 #3 再びラジオ棚のアップです。中央のラジオは、ナショナルのマジックスーパー。その手前の黒電話は、ダイアルをガリガリ回して通話するタイプのもので、内線発信用です。メーカーは「日本電氣」製。もちろん会社のロゴマークも菱形タイプで、かなり昔のものでした。その隣にある赤い箱はちょっと珍品。名前は「手榴弾型消火器」といいます。ソフトボール大のガラス製容器の中に特殊な液体が入っており、火事の際にこれを火に投げつけて消火させるものです。昭和33年製。木箱入り取り説付きのレア物です。実は東北の温泉宿「温湯温泉佐藤旅館」に宿泊した際、形は異なりますが、これと同じものが今でも廊下に並んでいるのを見た経験があります。まさか実用として置いてあるわけでは無いと思いますが、妙に味のあるグッズで、気に入っていました。掲載したのは1箱1個タイプのものですが、これ以外にも4個入り、6個入りバージョンもあったみたいですこの商品は、当店で最も質問の多かった品物でした。当然といえば当然ですね。見ただけでは、何に使うのかさっぱりわかりませんから・・・・・ |
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