米国特許商標庁から送付されてきた、特許登録明細書。本気で製本された「本」だった・・・

■米国特許商標庁 (2014/06/04)

 筆者は公私混同を嫌うため、このコラムでは仕事の内容については一切書かないことをポリシーとしている。しかし、今日は若干驚いたことがあったので、取り上げておく。

 2009年、筆者は根を詰めて医療関連システムに関する大部の明細書を作成し、国際出願を行った。当時の記録は、本コラム「散策 (2009/03/19)」の回に書かれている。疲労困憊したので、心療内科の先生のご指示に従い、近所の公園を散策しながらしたためたものだ。

 あれから5年、艱難辛苦を経て、漸く特許が米国特許商標庁に正式に登録されたという通知が、日本の特許事務所から来た。送られてきた米国特許登録証明書を見た。正直言って、驚いた。

 日本で出願した際の特許登録証明書は、何回も受け取っている。日本国特許庁から送付されてくるものは、ピラピラのコピーがホッチキスで止められただけの、何のことは無い資料である。当然、有難味も薄い。ところが、米国は違う。特許先進国と言われる所以であろう、送られてきたプルーフは、キチンと製本されたものだった。さらに、表紙には無意味に権威的なシールと打刻まで入っているという、念の入れようである。

 現在の米国特許商標庁は、アメリカ合衆国バージニア州アレクサンドリアにある。同庁の現在の部長代理は、Michelle K. Lee(ミシェル・K・リー)という人物で、表紙にはサインが記載されていた。

 海外出願特許の登録は初めてだったので、結構驚いた。そのようなワケで、本日はお気に入りの日本酒で祝杯をあげ、若干の深酒をしたのであった。。。

 ヽ(´ー`)ノ



特許登録明細書の厚さ。まあ、こんなに厚くなっちゃったのは、登録時に筆者が目一杯書いたのが理由なんだけどね。

特許登録明細書の中身。こんな感じ。
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表紙。
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