MIR-20M+Bellami HD-1を500に載せて近所の公園までひとっ走り。ホントは気が重かったのだよ。。。こんな重い機材担いで行くのは・・・

■MIR-20M+Bellami HD-1→試写! (2014/04/26)

 本コラム「MIR-20M+Bellami HD-1=変態! (2014/04/19)」で取り上げた変態仕様のBellami HD-1を持って、近所の公園へ試写に行く。さすがにこれだけの装備を担いで行くのはしんどいので、500に載せて行った。本題に入る前に、Bellami HD-1にMIR-20Mを装着した場合の、35mm換算焦点距離を計算しておくことにしよう。

 Bellami HD-1は、カタログスペックに依れば1/3型MOSセンサを使用している。ということは、センサのサイズは4.8mm×3.6mm程度となるハズだ。この場合の対角線の長さを求めると、6mmとなる。

 一方、35mmフルサイズのフィルムでは、1コマのサイズは24mm×36mmなので、対角線は43.4mmとなる。

 従って、Bellami HD-1では35mm換算を行うと

 43.4/6=7.2倍

 の焦点距離となる。Bellami HD-1には、4mmのDマウントレンズが搭載されているので、この状態だと

 4mm×7.2倍=28.8mm

 となり、35mm換算で約30mm程度の焦点距離となる。MIR-20Mは、35mmフィルムで20mmの焦点距離だから、

 20mm×7.2倍=144mm

 となり、望遠レンズになってしまうのだ。以上のことを踏まえ、試写を行う。


Nikon COOLPIX P330での撮影。ワイド端だと間が抜けた画になるので、ちょいテレ側に望遠して撮影したもの。

Bellami HD-1+4mm Dマウントレンズでの撮影。ワイド端。まあ、大体30mmくらいの画角かな?

Bellami HD-1+MIR-20Mでの撮影。20mmのMIR-20Mも、HD-1に装着すると144mmもの望遠レンズになってしまう。

Bellami HD-1+4mm Dマウントレンズでの撮影。

Bellami HD-1+MIR-20Mでの撮影。もう、望遠過ぎて何が何だかワカラナイ画になってしまっている。

Bellami HD-1+4mm Dマウントレンズでの撮影。画としてはつまらないが、画角の変化が判る風景での比較。

Bellami HD-1+MIR-20Mでの撮影。見事な望遠レンズとなっておりますな。。。

 試写の結果は想定通り、144mmの望遠の威力をまざまざと見せつけられる結果となった。望遠なのは構わないのだが、やたらと重いのには、さすがに参る。Bellami HD-1本体とMIR-20Mレンズとを両手でしっかりとホールドしないと、フラついてしまう。頭でっかちな構成になっているのだから、致し方ない。

 Bellami HD-1には、M42マウントアダプタの他にも、Cマウント、CSマウントの各アダプタも用意されている。往年の8mmフィルム用レンズをいくつか探してみたが、4mmという広角は皆無で、ほとんどが7〜8mm以上のものばかりだ。即ち、Bellami HD-1に装着して、40mm〜50mm程度の焦点距離のレンズが多いということになる。

 ロシアカメラのレンズも、50mmとテレ側のモノが多かった。8mmのフィルムカメラで撮影する場合には、ポートレートがメインの使い方になるので、広角では無くても事足りたのであろう。

 筆者は野鳥撮影の趣味は無いが、Bellami HD-1+MIR-20Mならば、そのような用途に適している。というわけで、本日の試写は終了した。

【追記】
Nikon COOLPIX P330のテレ端で撮影した場合、5倍の光学ズームとなるので、約140mm程度の焦点距離となる。今回、Bellami HD-1+MIR-20Mの組み合わせで使用した画角と、ほぼ同程度のものが写るので、35mm換算値144mmというのも、あまり外れてはいない値だと思われる。なお、1/3型MOSセンサは、iPhone 5sで採用されたセンサーサイズだそうだ。






CHINON Bellami HD-1+MIR-20Mレンズ (動画)




CHINON Bellami HD-1+CHINON 4mmレンズ (動画)




Nikon COOLPIX P330ワイド端 (動画)




CHINON Bellami HD-1+MIR-20Mレンズ (動画)




CHINON Bellami HD-1+CHINON 4mmレンズ (動画)




Nikon COOLPIX P330ワイド端 (動画)




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