ASUSTek P5A-B (1998)

写真1:ASUSTek P5A-B MB 表面

写真2:ASUSTek P5A-B MB 裏面

■台湾のマザーボードメーカ、ASUSTek 社製 ALi Aladdin V AGPset チップセ
 ット使用マザーボード。1998 年 42 週の製造。縦 220mm ×横 215mm の  
 Baby-AT サイズマザーボード。                    
■チップセットに、ALi(Acer Laboratories Inc.)社製 Aladdin V チップセ
 ットを使用。ケージは BGA(Ball Grid Array)で、2チップ構成。    
■バススロットは全部で6本あり、そのうち3本が PCI バスで2本が ISA バ
 ス、1本が AGP スロットという構成。                 
■レベル2キャッシュに 512KB の PBSRAM をオンボードで搭載。 FSB は100 
 MHz まで対応。                           
■オンボードで各種 I/O を搭載。シリアル×2、パラレル×1、FDD、IDE、 
 PS/2 マウス、USB ×2の構成。USB は専用の USB・IrDA・PS/2 マウスモジ
 ュールを用いて利用する。また、オンボードで C-Media のサウンドチップ 
 を搭載した製品もあった。                      
■IDE インターフェスは、Ultra DMA/33 BusMaster IDE を搭載。PIO Mode 4
 に対応。                              
■以下にボードのスペックを示す。                   

項 目
内 容
CPU
Intel Pentium (ZIF Socket7) 75 - 233 MHz (P55C-MMX)
AMD K6-2 226 - 533 MHz
AMD K6 166 MHz 以上
AMD K5 75 - 133 MHz
IBM/Cyrix 6x86-PR166 (Rev 2.7 以降)
Cyrix M II (PR166 以上)
IDT WinChip 2 240MHz 以上
CPU Clock 75 -533 MHzMHz
Chip Set
ALi (Acer Laboratories Inc.) Alladin V AGPset
M1542 , M1543C
Momory
168 Pin DIMM スロット3個搭載
最高768MBまで拡張可能
Cache 512 KB PBSRAM をオンボードで実装(100MHzスピード)
Bus AGP バススロット1本、ISA バススロット2本、PCI バススロット3本搭載
Super I/O
COM1 , COM2 , LPT1 , FDD , Primary-IDE , Secondary-IDE
PS/2 Mouse, USB1 , USB2 , IrDA , Sound (Option)
BIOS Award BIOS

写真3:ALi ALLADIN V チップセット M1542

写真4:ALi ALLADIN V チップセット M1543

写真5:C-Media 3D Sound Chip 搭載ランド

写真6:P5A-B 拡張バススロット


■コメント                              
台湾製マザーボードとして、現在でも確固たるステータスを維持しているメー
カー、ASUSTke製P5A−Bマザーボードは、Socket7最強の仕
様であり、筆者も非常に長い期間メインマシンで使用してきました。その恐る
べき安定性は実用マシンにふさわしく、滅多なことではハングアップしません
でした。筆者はこのマザーボードにAMDのK6−2(500MHz)を搭載
して、つい最近まで使っていましたが、さすがに現代のマザーボードに比べる
と処理速度が若干遅いものの、まだまだ現役として十分使用できるレベルのも
のでした。メインマシンをCeleron系CPUに変更したことに伴い、こ
のマザーボードはセカンドマシンとしての余生を送ることになりました。  

チップセットとしては、intel互換製品では最も完成度が高いと言われて
いたALi社製ALLADIN Vチップが使用されています。このマザーボ
ードが設計されたのは、1998年6月の頃ですが、既にATXフォームファ
クタが一般的になりつつあり、ATマザーボードの本製品にも、ATX電源に
対応すべく2種類の電源コネクタが搭載されていました。この後、市場は急速
にATXフォームファクタへ移行、IBM PC/AT時代からの伝統であっ
たATマザーボードは姿を消してゆくことになります。          

Socket7最後期の製品ということもあり、本マザーボードではチップセ
ットにレガシーI/OはもとよりUSBやオプションでサウンド機能も搭載す
るという、当時としては奢った設計になっていました。USBを使用する際に
は、同社よりオプションとして用意されていたUSB/MIR基板を介して供
給します。この基板を用いることで、USBが2系統利用できました。   

対応CPUの種類が多かったのも、このマザーボードの特徴です。本家インテ
ルは当然として、AMDのK5、K6、K6−2、IBM/Cyrixの6X
86CPUが利用できました。                     

サウンドチップはオプションで用意されていましたが、本マザーボードには搭
載されておらず、ランドのみが残されています。ここにはC−Media製の
3Dサウンドチップが搭載されることになっています。          

写真3でもおわかりの通り、ALLADIN Vチップセットの右隣には、外
部2次キャッシュメモリとしてtmTECH社製のT35L6464A−5Q
が、512KBのパイプラインバーストメモリとして搭載されています。  

拡張バススロットにISAバスが2本も搭載されている所など、時代を感じさ
せる仕様となっていますが、性能的には卓越したものを持っており、当時とし
ては最高の品質であったと言えましょう。                

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