■台湾のマザーボードメーカ、ASUSTek社製Slot−1搭載マザー、 P2E−Bマザーボード。Baby−ATフォームファクタ。寸法22×23 cm。1998年11週製造。ボードのリビジョンは1.00。 ■チップセットに、Intelの440EX AGP Chipsetを搭載 した、Slot−1のマザーボード。チップの型番はFW82443EXと FW82371EB。共にBGAパッケージ。 ■バススロットは全部で6本搭載。内訳はAGP1本、PCI3本、ISA2 本の構成。 ■レベル2キャッシュは、Pentium−IIのSECカートリッジ内に搭 載された512KB。Pentium−IIは233〜333MHzの製品 を搭載できた。FSBは66MHz。倍率は3.5、4、4.5、5倍が選 択可能。 ■オンボードでIDE,FDD、PS/2、IrDA、シリアル、パラレル、 USBの各I/Fを搭載。このうち、USB、Mouse、IrDAは、専 用のライザーカード(ASUS USB/MIR)で提供する。ボード上に は、専用の温度センサーを搭載している。 ■DIMMスロットは2基搭載。メモリ容量は最大256MBまで。 ■主な使用デバイスは下記の通り。 ・intel FW82443EX :440EX AGPset ・intel FW82371EB :PIIX4 PCIset ・Winbond W83977TF :Multi I/O ・Winbond W83781D :ハードウエアモニター ・ASUS AS97127F :ASIC チップ ・PhaseLink PLL52C66:クロックジェネレータ ■以下にボードのスペックを示す。
CPU | Intel Pentium-II(SEC Cartridge) 222 - 333 MHz |
CPU Clock | 222 〜 333 MHz |
BUS Clock | 66 MHz |
Chip Set | Intel 440EX AGP Set FW82443EX、FW82371EB |
Momory | 168 Pin DIMM スロット2個搭載 最高256MBまで拡張可能 |
Cache | 512 KB PBSRAM(SEC カートリッジに内蔵) |
Bus | AGP バススロット1本、ISA バススロット2本、PCI バススロット3本搭載 |
Super I/O | COM1 , COM2 , LPT1 , FDD , Primary-IDE , Secondary-IDE PS/2 Mouse, USB1 , USB2 , IrDA |
BIOS | Award BIOS |
■コメント 台湾のマザーボードメーカー、ASUSTek社製Slot−1マザーボード P2E−Bです。Baby−ATフォームファクタのボードですが、AT電源 の他にATX電源も使用可能になっています。AT時代最後の製品で、この頃 のSlot−1マザーボードはほとんどATXフォームファクタになっていま した。その点では、比較的珍しい製品であると言えるかもしれません。 チップセットにはintel社の440EX AGPsetを搭載しています が、いかにもASUSTekらしい堅実な設計です。搭載メモリの容量やFS B、CPUクロック等、現在のマザーボードと比較すると大変プアなスペック ですが、当時としてはこれが一般的なものでした。 本ボードには、ハードウエアモニター用チップが搭載されており、温度センサ ーも付いています。Baby−ATマザーボードでは一般的では無かったUS B機能は、専用のライザーカードで提供していました。
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