鎌倉の廃屋(1999年04月) |
JR鎌倉駅のすぐ近くに、うち捨てられた謎の廃屋がある。場所は駅近くの繁華街のど真ん中で、このような場所に廃屋があること自体、非常に不思議だ。洋館建築のこの建物は、きっとかなりの曰く付きの物件であると思われる。
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ここに掲載した写真は、1999年4月に撮影したものである。2階建て木造建築の廃屋は、公民館か集会場を思わせる造りだ。階高は一般の建築と比較してかなり高い。縦に細長い窓が多く見られるが、いずれも木製の雨戸を閉めきっており、中がどうなっているのかはわからない。ただ、カーテンがかかっているのが確認できたので、最近までは利用されていたようでもある。建物の左側面から屋根を見ると、外壁が崩れ落ちて穴が開いていた。このままでは2階部分は雨漏りがひどく、とても使えないであろう。
正面入り口は向かって左側にシフトしており、屋根左端には凝った装飾も見受けられる。うち捨てられた今でこそ目には奇異に映るが、新築の頃は、さぞかしオシャレな建物であったと思われる。しかし、なぜここまで荒廃してしまったのかについては、一切不明。付近の人に尋ねることもできなかった。ただ、敷地の前庭には自動車が駐車しており、駐車場として利用されているようではあった。 |
鎌倉の廃屋 画像 (クリックで拡大) |
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