旧国立公衆衛生院 (2014年04月) |
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港区白金台には、荘厳なゴシック様式の建築物がある。旧国立公衆衛生院、現国立保健医療科学院の本館である。竣工は昭和13年で、設計は内田祥三。鉄骨・鉄筋コンクリート造りで地下2階、地上5階、塔屋3階の巨大で威圧的な建物だ。現在この建物は使用されていないが、港区での保存整備が決まっている。
東京メトロ南北線白金台駅を降り、東京大学医科学研究所附属病院がある広大なキャンパスに入ると、すぐ右手に旧国立公衆衛生院本館が建っている。保存整備計画が決定したことを受け、本館周囲は工事用の板囲いに被われており、本館建物に近付くことはできないが、外側からでもその大きさを充分感じとることができる。 東京大学医科学研究所附属病院の設計も内田祥三で、こちらは昭和12年の竣工となっている。旧国立公衆衛生院と同じ内田ゴシック様式の建造物だが、左右のウイングが広く取られている。この東京大学医科学研究所附属病院は、現在でも現役で使用されている。 今後、この旧国立公衆衛生院本館とその周囲の土地は、既存の建物を整備したホスピタルパークとして再開発される予定になっているそうだ。都心の一等地にある稀有な廃墟系と言えるだろう。
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Googleマップ上での旧国立公衆衛生院と東京大学医化学研究所附属病院の位置
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Googleマップ上での航空写真。右下にある「コ」の字型の建物が、旧国立公衆衛生院本館。
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キャンパス内から見た旧国立公衆衛生院本館。周囲は工事用の板囲いに阻まれており、近付くことはできない。
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本館右側のウイング部分。
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同じく本館右側のウイング部分を別角度から見る。
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キャンパス外の児童公園から見上げた、旧国立公衆衛生院本館の正面。午後の時間だと、もろに逆光となるため、ここから撮影するのは午前中が良い。
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本館正面。
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本館正面塔屋部分のアップ。
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目黒通り上の歩道橋から遠望した本館側面。
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キャンパス内部から工事用板囲い越しに見た正面出入り口のアーチ群。
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旧国立公衆衛生院本館 【NIKON COOLPIX P330】 (動画)
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