のらずにいられない 表紙

■500の関連書籍2点と日記1周年! (1999/08/15)

●1999年08月15日(日曜日)
 08月14日(土曜日)は、熱帯低気圧の通過で関東地方もバケツをひっくり返したような大雨となった。さすがに500にはのれなかったので、今日運転する。しかし、湿度が非常に高くて蒸し暑く、運転には不向きな日となった。曇りがちだったので、久しぶりにBEATにワックスをかける。最後にワックスをかけてから随分時間が経過していたため、すっかり落ちまくっていた。

 午後、吉祥寺の本屋で500関連の書籍を2冊見つける。一つは「のらずにいられない・ちょっとフルくてイイくるま20台」というタイトルのコミックスで、かなり前に自動車雑誌CAR-EX誌に連載されたものだ。

 原作はDAVE鴫原、画を寺田克也が担当し、監修を吉田巧が行っている。世界文化社刊、定価971円+税(ISBN4-418-94405-2)

 この連載のVolume9が、FIAT 500の回となっている。500のダッシュボードについての説明が、「つまりフレームに計器がまんまついている感じ。至ってシンプルでGOOD。実用主義。」となっていたところが面白かった。


Tipo 1999年09月号表紙

 もう一冊は、カー・マガジン・ティーポ(Tipo)9月号(No.123)。

 この号の特集に、「ああ苦業!クルマもヒトもダイジョウーブ!牛歩のように真夏にチンク4乗500kmラン」という、恐ろしい企画が掲載されている。内容は、500の室内にデブ、ボディービルダー、汗っかきなど最強最悪の4人の大人を詰め込んで、東京から大阪まで500kmの走行を行おうというものだ。500に乗ったことがある人ならおわかりと思うが、あの後席の狭さはハンパじゃない。閉所恐怖症の人だったらば、きっと狂い出してしまうだろう。そこに人並み以上の体格の、どう見ても近づきたくないような野郎を詰め込んで、真夏の炎天下を走るのである。考えるだに恐ろしい!しかし、記事内容については非常に面白く、こんなに古い車でも立派に役に立つことを証明していた。

 さて、今日は始めて吉祥寺のショップを訪問してからちょうど一年目にあたる。昨年の08月15日、何気なくショップに立ち寄ってから、早いものでもう1年だ。あの時は、まさか翌年に自分がオーナーになっていようとは夢にも思わなかった。全く人生どうころぶかわかったもんじゃないな。

 1年前の今日から掲載を開始した本日記も、既に60ページ以上掲載した。当初、500が納車されたところで最終回とする予定だったのだが、500はメンテナンスが楽しい(苦しい)ことから、それ以降も書き続けている。幸いこんな日記であるにもかかわらず、固定的に読んでくれるお方もいて、世の中物好きな人が多いなぁと感心することしきりだ。最近の日記は、内容的にも500離れしたものが多く、益々混沌と化している。というわけで、この辺でリフレッシュすることになった。

 来る09月01日より、「Funky Diary」という新しいコーナーを設けて、500に限らずいろんなヘンテコなグッズを中心とした日記を開始する。コーナー立ち上げを機に、この「FIAT 500L 購入記」もそこに移ることにした。まだ時間的に余裕があるため、その時になったら再度告知する予定である。

【2014年の追記】
WEB上の日記、即ち現代で言うところのブログを開始してから、1年が経過した。ここで初めて、それまでの「FIAT 500L 購入記」という名称を、「Funky Diary」に変更するという通知を行っている。すでにコンテンツは500に止まらず、色々なコトへと脱線していたので、この判断は適切であったろうと思っている。

「のらずにいられない」の寺田克也氏のイラストは、ものすごく緻密で驚いた。太めの線で描いているにもかかわらず、車の細部に至るまで忠実に再現している。ダッシュ周りなんか、写真を撮ればそれまでなのだが、わざわざデフォルメしたイラストを起こしている。途方も無い労力がかかっているのだ。その分、迫力が違う。

「Tipo」誌の特集記事に触発されたのか、筆者は後に、炎天下のもと、2002年07月15日(月曜日)に、500で約50kmのドライブを行っている。その時の模様は、本サイトのFIAT 500コーナーにあるTopics Page4、「真夏の炎天下ドライブ!果たしてチンクェチェントは耐えられるのか?」に記してある。500kmが50kmと、1/10に短縮されているものの、高速道路は一切無しの一般道でのテストだったので、かなりの辛苦を味わった思い出がある。あの頃は若かったということだ。




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