1998年01月号:波多 利朗のFunky Goods Part.2
Psionシリーズ用日本語エディタJEditシリーズ



 波多 利朗の Funky Goods連載再開の第6回目Part.2 。本号には二編の記事を掲載した。Part.2となる本稿では、Psionシリーズ用の簡易日本語エディタである各種JEditについて解説した。

 執筆当時、Psion社製のPDAは、Psion Series 3a/3cと、その前機種であるPsion Series 3の三種類のマシンが販売されていた。3cは3aの後継機種で基本的な構造は3aと同じだが、ラバー塗装仕上げの採用や液晶バックライトの搭載、CPUのクロックアップ、IrDAインターフェースの搭載などの改変が施されている。前機種のSeries 3は、液晶画面の解像度が3a/3cの縦横半分でRAM容量も256KBとなっている。このためJEditもSeries 3専用のものを利用する必要があった。




(補記)
 本稿の末尾には、PC CHIPS社の最新マザーボードについての囲み記事を掲載している。これらについては、1998年4月号の本連載で詳細について報告している。また、丹羽 誠氏の囲み記事として、香港のソフトハウスであるDVM Consultants Ltd.が開発した、Psion Series 3a/3c用の日本語化ソフトウェア「McJapanese」の紹介も掲載されている。当時は開発途上で執筆者も入手していないとのことだったが、残念ながら続報が掲載されることはなかった。筆者も香港を訪問した際に、この製品を入手しようと試みたのだが、どこのショップでも扱っていなかった。聞いた話では、Series 3a/3cのマシンパワーでは、軽快な動作とは程遠く使い物にならなかったらしい。