■ FIAT 500L Topics Page 1 ■
(室内のちょっとしたドレスアップ)

                                
クルマのドレスアップと言えば、アルミホイールだのエアロパーツだの
を考えがちであるが、チンクェチェントオーナーとしては、もっとこう
オシャレに行きたいものである。で、今回試してみたのが、この「一輪
ざし」もどき。今でも、ちょっとオシャレなオーナーは、自分の古い車
のダッシュボードに、一輪ざしを飾っていたりする。クルマの機能面に
は一切無関係ではあるが、ドライバーの心を癒すという意味で、なかな
か味わいのあるドレスアップだ。このエスプリ、最近の若いモンにはわ
かるめぇ、などと粋がっていると、「じじい!」とか言われそうだな。

さて今回は、吉祥寺パルコ地下一階のショップ「コンテンツ」で購入し
た花瓶を使用した。この花瓶、試験管に吸盤がくっついたような構造に
なっているので、フロントウインドウに吸着させることが可能だ。ちな
みにお値段はというと、確か700円前後だったと思うが、忘れてしま
た。本来の一輪ざしならば、ここに本物の花を活けるところなのだが、
枯れたりしてメンテナンスが大変。で、若干邪道ではあるのだが、ドラ
イフラワーを入れてみた。走行中の振動で飛び出さないよう、茎の部分
にティッシュを巻いて固定してある。これを運転席の左側フロントウイ
ンドゥに吸着させると、なかなか気分が出てよい。         

もともと、この一輪ざしをやってみようと思ったのは、シトロエンDS
の写真集を見たからだ。フランスの本である「CITROEN DS」 
写真集(OSPREY CLASSIC MARQUESシリーズの中の
一冊)に、コンバーチブルDSのダッシュボードを撮影した写真が掲載
されていたのだが、フロントウインドゥ左端に小さな花瓶が備え付けて
あり、菊の花が活けてあった。近未来的なDSのダッシュボードに菊の
花、この取り合わせは絶妙で唸ったね。これに影響されて今回やってみ
たというワケである。わかる人にはわかる密やかなドレスアップ、旧車
に限らず現代の車のオーナーもやってみてはいかが?        


                             ▼次ページへ

Topics Menu