オンタリオＳＳさんの工場の奥に、全塗装された筆者の500は置かれていた。最初見た印象は、カタログそのもの、いやそれ以上の出来、といった感じだった。茄子紺といっても、今回使用した塗料は大変微妙で、光の当たり具合によって様々に変化する。明るくみえる時もあれば、暗く見える場合もある。なんとも言えない良い感じに仕上がっているのだ。

　しかし、特筆すべきは、長期耐性ポリマーをかけたボディの、まるで鏡のような表面であろう。ショーコンディションと言われている通り、もうここまで来れば芸術品の領域である。コイツを普段の足代わりに使うのには、ハッキリ言ってかなり神経を使う。何でも、３回吹き重ねをしているそうで、通常のメンテナンスを行っていれば、おそらく筆者の目の黒いうちは、問題は無いくらいの仕上がり具体である。

　前の色が明るいアイボリーであったため、今回の茄子紺、濃紺の500を見ると、まるで違ったクルマに見える。自分のクルマでは無いようだ。これだけドラスティックに変更すると、印象も強烈に異なってくる。塗装とポリマー処理をした直ぐ後ということもあり、ボディには手も触れないで見学する。こりゃー、これから気を使うぞぉ。。。覚悟しとかにゃならんなぁ。。。

　これから部品の取り付けと調整を行い、車検を通しての納車となる。予定では、3月初旬〜中旬くらいに納車できそうだということであった。