■ FIAT 500L Overhaul #18■

ヌオーバ(NUOVA)用サイドマーカーを装着する


写真1.スモール点灯時
ヌオーバ用サイドマーカーとD用スモールウィンカーを装着。スモール点灯時には、このように極めて趣深い光を発する。まるでアールヌーボーの照明器具のようだ!それにしても、サイドマーカーのレンズパターンの見事なこと!


 念願のヌオーバ用サイドマーカーとD用スモールウィンカーを装着する。以前オンタリオさんを訪問した際、入庫していた車に付いているのを見て以来、その余りの格好良さに片時も脳裏から離れることが無かった。これらの燈火類は、いずれも初期型のチンクェチェントに装着されていたものだ。特にサイドマーカーは、最初のヌオーバにのみに搭載されたもので、Dタイプ以降は普通のオレンジ色の円形マーカとなっているため、極めて貴重である。当時は、細かいパーツにもふんだんにアルミ素材を用いているため、その存在感とデザインは現行品と比べ物にならない。

 今回は、D用スモールウィンカー、ヌオーバ用サイドマーカーの各ランプと、アルミナンバーランプを交換した。D用スモールウィンカーとアルミナンバーランプについては、現行品を取り外し、そのまま装着することができるが、ヌオーバ用サイドマーカーについては、ASSYの形状が大きく異なるため、若干のボディの加工が必要となる。

 これら燈火類を装着すると、雰囲気がガラリと変わる!特にスモールを点灯した時がグー!ヌオーバでは、スモール点灯時でもサイドマーカーのランプが点くのである。また、レンズの模様が良くできている。レトロな雰囲気が満点だ。

写真2.交換前の燈火類
もともと、長年の使用により、スモールウィンカーレンズが曇ってしまったため交換する予定であった。そんな時に、ヌオーバの燈火類を見てしまったものだから・・・・この写真は交換する前のもの。サイドマーカーはオレンジの円形タイプである。

写真3.交換後の燈火類
ヌオーバ用サイドマーカーとD用スモールウィンカーを装着したところ。特にヌオーバ用サイドマーカーは形状が全く異なるので、雰囲気がガラリと変わる。よりレトロなデザインになった。

写真4.交換前のナンバーランプ
これまで使用してきた物はプラスチック製。購入後7年も経過したため、シルバーの塗装が剥げて真っ黒になってしまっている。。。

写真5.交換後のアルミナンバーランプ
初期のチンクェチェントに使用されていた、アルミ製のナンバーランプに交換したところ。磨けば磨くほど輝いてくるハズだ!

写真6.フロント周り
燈火類を交換したチンクェチェントのフロントビュー。やはりヌオーバ用サイドマーカーの存在感が圧倒的だ!

写真7.サイドマーカー用のボディ加工 #1
現行品のサイドマーカーを外すと、このような穴が開いている。これではヌオーバ用サイドマーカーが付かないため、加工しなくてはならない。

写真8.サイドマーカー用のボディ加工 #2
ヌオーバ用サイドマーカーは、前方にある爪をボディに引っかけた後、中央にあるボルトで固定する仕組みになっている。爪をひっかけるために、ボディをこのように加工する必要がある。

写真9.ヌオーバ用サイドマーカー
装着前のヌオーバ用サイドマーカー。最初期型のチンクェチェントにのみ搭載されていたもので、今となっては極めて貴重な品である。

写真10.装着前のアルミナンバーランプ
アルミナンバーランプ。プラスチック製の物とは存在感が全く異なる。

写真11.アルミナンバーランプの裏面に刻印されていた文字
「GIUNTINI-TORINO」「ART.20.167」「IGM2798LT」といった文字が刻印されていた。

写真12.D用スモールウィンカーASSY
D用のスモールウィンカーは、ボディ内部に装着するゴムのブーツも付いている。


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取材協力
オンタリオさん


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