1995年06月号:波多 利朗のFunky Goods
愛しのFunky小物コレクション<その2>



 波多 利朗の Funky Goods連載の第16回目。前回に引き続いて小物紹介のパート2である。前回のパート1ではそれなりに実用的な周辺機器等を紹介したのに対して、パート2は少々キワモノ的な製品がメインとなってしまった。取り上げた製品は下記の通り。

 上記のRomote Pointは赤外線方式のワイヤレスマウスだ。Bluetoothが登場する前は、パソコンと周辺機器とのワイヤレス接続にはしばしば赤外線通信が用いられていた。パームトップマシンでもHP95LXなどには赤外線インターフェースが搭載されており、専用の赤外線プリンタとの接続に利用されていたものだ。

 他の三つの小物は、生活の知恵的な便利グッズといった製品だ。Notebook Computer Lightは、バックライトを備えていないノートパソコンのLCD画面とキーボードを照明するためのクリップオンライトだが、豆電球を使用しているところなど時代を感じさせる。なお、同様の製品としては、Schwarzschild Cafeでも紹介したPalmtop Computer Lightがある。これらの製品は、アイデア一発的な代物だが、妙に憎めないところがあった。




 本号のの特集は「記録デバイスが面白い!」で、米国アイ・オメガ社のZipドライブが「100MBの大容量リムーバブル・ドライブ」として紹介されている。安価でインストールが容易な上に、フロッピーディスクと同等の手軽さで「大容量」ファイルを持ち運ぶことが可能なZipドライブは、以後急速に普及することとなった。