■土用丑の日・新宿 (2014/07/29)
土用の丑の日なので、うなぎを買いに行く。
こんなコトを書くと、メディアに乗せられた典型的な小市民のようであるが、実際そうなのだから仕方が無い。でもな、土用の丑の日っていうのは、あの平賀源内が発案した江戸発の由緒正しい文化なのだよ。
余談であるが、平賀源内というヒトは日本のレオナルド・ダ・ヴィンチだね。あんなに多彩な才能を持った人が居たとは驚きである。筆者の愛読書でもある、吉川英治の長編小説「鳴門秘帖」にも登場しているし。
鳴門秘帖といえば、原作もバリバリに面白いが、かなり昔にNHKで放映されたテレビ連続ドラマの出来が出色だった。あれは確か、1977年〜1978年にかけて放映されたもので、主演は田村正和に三林京子。当時高校生だった筆者は、隠れキリシタンであり、丹石流《たんせきりゅう》の据物斬《すえものぎ》りに非凡な技《わざ》を持つお十夜孫兵衛が、大のお気に入りであった。この名作、NHKアーカイブスにも掲載されているのだが、配信されていないしDVDにもなっていない。是非もう一度見たいものである。
・・・おっとすっかり脱線してしまった。うなぎの話しだった。
それにしても、高い!昨年も充分高額だったが、今年も負けず劣らずといったところだ。絶滅危惧IB類指定だから致し方ないのであろう。筆者が小学生の頃は、うなぎなんかちょっと高いものの、そんなに特別な食べ物では無かった。
せっかく新宿へ行ったのだから、お気に入りの西利の漬物も買ってくる。ここの「京のあっさり漬・大根」と「むらさきの」は、特に旨い。酒のつまみにはもってこいなのだ。
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