■500と500 (2014/05/25)
久しぶりに、筆者の悪友であり流しの整備士でもあるRandy氏が遊びにやって来た。Randy氏は3年前に現行のFIAT 500を購入している。その初めてのお披露目なのである。以前より、現行の500と筆者の500 L-Typeとで、つるんでドライブしようと画策していたのだが、なかなか実行できず、今に至る。
筆者のFIAT 500 L-Typeは、1971年にイタリアのシシリー島の工場で生産されたものである。一方、Randy氏のFIAT 500は、2011年の現行モデルである。両者の間には、実に40年という歳月の隔たりがある。
筆者の500は、直列2気筒OHV、499cc、最高出力18hpという、それはそれは脱力するようなカタログスペックだ。もっとも、筆者のクルマは、エンジンに数々のチューンアップを施しているので、排気量は660cc、出力は測ってないけど、20hp以上は有るだろう。
他方、Randy氏の現行FIAT 500は、ツインエアと呼ばれるタイプである。ナント、現行車種で唯一とも言える直列2気筒のエンジンを搭載した珍しい型だ。これは、昔のFIAT 500へのオマージュとも言える。但し、排気量は875cc、最高出力は85hpもある。エンジンは電制油圧可変吸気バルブタイミング機能付きのインタークーラーターボという、見るからにオソロシゲなシロモノだ。配置も、昔の500はリアエンジン、リアドライブであったが、現行500はFFである。
今日は、新旧2台のFIAT 500で、街中をまさにネズミのように走り回った。
|