500唯一の室内冷却装置。三角窓。原始的なベンチレーターではあるが、これが結構役に立つ。

■三角窓 (2014/05/18)

 そろそろ日射しが強くなってきて、エアコンの無い500には暑い季節となった。今日は天気も良いので、恒例の日曜早朝のドライブに出かける。こう暑くなってくると活躍するのが三角窓だ。旧車ではお馴染みの三角窓は、1930年代前半にGM傘下のボディメーカーが考案したという、長い歴史を持つ。構造は単純だが、窓前方から外気を導入した分、外圧と窓後方の負圧で内気が吸い出される仕組みになっていて、思いのほか効果が高い。但し、最近の異常気候による真夏の猛暑には、さすがにお手上げである。

 今日はいつもの善福寺公園までドライブする。善福寺公園の池には、市杵島神社(いちきしまじんじゃ)がある。江戸時代には善福寺の弁才天と呼ばれていた。この神社は、1197年に江ノ島弁才天を勧請したのが始まりとされている。随分と歴史があるものだ。因みに、雨乞いの神様である。

 市杵島神社の傍には、遅野井(おそのい)の滝がある。源頼朝がこの地に宿泊した際、干ばつで渇きに苦しんだそうだ。その際、件の弁才天に祈りを捧げて地面を掘ったものの、水が湧き出るのが遅い。そんでもって、遅の井という名称になったとのことだ。

 近所にも案外史跡があるものだ。


善福寺公園お気に入りのスポット。緑に囲まれたベンチの前で撮影。


善福寺公園にある市杵島神社(いちきしまじんじゃ)。

市杵島神社の由来を書いた看板。
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遅野井(おそのい)湧水の碑。右手奥に遅野井の源流がある。

遅野井の源流。

遅野井の湧水の由来を書いた看板。
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市杵島神社の参道。神社は善福寺池の中にあるため、参道は降り坂の石段になっている。

お気に入りのベンチ。この造形が、何となく共産圏を思わせるのだよ。






市杵島神社と遅野井湧水の源流。(動画)



市杵島神社の参道。(動画)



公園内にあるお気に入りのベンチ。(動画)




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