500のドライバーズ・シートに置いたCHINON Bellami HD-1 |
■Bellami HD-1の試写 【リベンジ!!】 (2014/04/05) 前回、CHINON Bellami HD-1で試写を行ったところ、空前絶後の大失敗作になってしまい、「おととい来やがれ!」の状態で惨敗した。今日は、機器の取扱いを充分理解しての再挑戦、リベンジ撮影である。これで失敗したら、筆者の知能は猿以下と判明してしまう・・・ 混雑を避けるため、試写はまだ外出する人が少ない午前9時過ぎから行った。幸い天気は良く、ピーカンになる。条件としては文句無し。チェイサーとして、NikonのCOOLPIX P330も同行した。またバッテリー切れに備え、予備のニッケル水素充電池2本も準備する。 で、結果であるが、慣れないながらもようやくマトモな動画を撮影することができた。動画はマニュアルモードとオートモードの両方を試してみる。マニュアルモードだと、暗い場所から明るい場所への移動の際に、絞りとフォーカスを同時に変えなくてはならず、かなり忙しい。でもね、昔のフィルム8mmでは、これが当たり前の操作だったんだけどね。フルオートのデジカメに慣れ親しんでしまった現在、確実にヒトは退化してしまったのである。Bellami HD-1を使う方は、このような手間を惜しんではいけない。 なお、内蔵マイクの感度であるが、デフォルトではかなり高く設定されている。機器の操作音や撮影者が歩く音、服が擦れる音等が気になる場合には、一段階マイク感度を落とした方が良いかもしれない。 フォーカスの調整や絞りの適正値の勘どころを掴んでいないので、まだ不安定な動画になってはいるが、一応見ることができる程度には撮れたので、動画を以下に貼っておく。なお、桜は満開を過ぎ、多少散ってしまったとはいえ、まだまだ見頃であった。
【追記】
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最初のテスト撮影【マニュアルモード】 (動画) 先ずは操作状況を知るために、フルマニュアルモードで撮影を行う。暗い500の室内から、日光が反射する明るいボンネットという明暗の差が大きいシーンを、絞り手動で調整。同時にフォーカスも合わせるため、結構忙しい。もっと絞りこみ、被写界深度を深くして、パンフォーカスにした方が良かったかも知れないな。 |
CHINON Bellami HD-1実戦其の一【マニュアルモード】 (動画) 500のオープントップを通して桜を見上げている構図から、車外に出ての逆光撮影。さすがに瞬時に設定を調整するのは難しいなぁ。。。途中、絞りを忙しく調整しているのは、撮影した画像がどう変化するのかを見るためで、本来ならこんなにちょこまか弄る必要は無い。設定次第で、あのKodakブルーの青空が再現できているような希ガス。 |
CHINON Bellami HD-1実戦其の二【オートモード】 (動画) オートモードでは、最初に絞りを設定しておけば、後はフォーカスに集中できるので、撮影はかなり楽だ。その分、撮影した結果を見ると、もう少し絞りたかったシーンとかが出てくる。なお、オートモードでは、予め設定したISO連動制限範囲内で、ISO感度が自動的に変わる。よって、非常に暗い場所では、ISO連動制限を低く設定してしまうと、いかにオートモードと言えども露出不足になる。これは仕様なので仕方がない。慣れていないので、途中フォーカスリングを操作する指が映り込んでしまっていたりして、いかにも素人っぽい。。。 |
CHINON Bellami HD-1実戦其の三【オートモード】 (動画) 別の場所での撮影。今回は、意図的に絞り調整を最小限に抑えて撮影してみた。最後の方は、ちょっと絞りすぎのような感じがしないでもない。後で再生してみると、フレーミングがガタガタだった。ちょっと恥ずかしい。 |
Nikon COOLPIX P330 (動画) 上記と同じ場所を、Nikon COOLPIX P330で撮影したもの。Nikonの画像はエッジが立っている。極めてシャープ。半面、若干冷たい感じがする。冷徹な現実を忠実に再現している動画とも言える。しかし、最近のデジカメが搭載している動画撮影機能の性能は高い。個人的には、デジカメさえ有ればハンディカムは不要だと思っている。 |
CHINON Bellami HD-1実戦其の四【オートモード】 (動画) 近所の公園での撮影。 |
Nikon COOLPIX P330 (動画) (動画) 上記と同じ場所を、Nikon COOLPIX P330で撮影したもの。近所の公園での撮影。やはり画質は鋭い。 |
次に、Bellami HD-1を使って静止画を撮影してみた。HD-1で静止画を撮影する場合には、やはりその形状を活かした連写モードで真の威力を発揮するのだが、連写撮影する対象も無いため、単写モードで使用する。チェイサーのNikon COOLPIX P330と比較すると、HD-1はエッジの立ち方が甘い。総画素数210万画素 vs 1220万画素の歴然とした差が出てしまうので、これはしょうがないであろう。一方、フルマニュアルモードでは、フォーカスから絞りまで自由に設定できるので、情況によっては撮影者が意図した絵作りが可能だ。味つけは、P330よりも暖かみが有るが、Kodak M532ほどの暖色系ではない。両者の丁度中間位だ。
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CHINON Bellami HD-1での静止画撮影 まだ扱い方が慣れていないせいか、若干ピンが甘い感じがする。しかし、f値は11程度に設定してあり、ほぼパンフォーカスに近いので、実機の特性が出ているのかもしれない。 |
Nikon COOLPIX P330での静止画撮影 画素数が6倍近くも多いので、エッジの立ち方はハンパでは無い。しかし、絵作りは真面目で冷たい。 |
CHINON Bellami HD-1での静止画撮影 |
CHINON Bellami HD-1での静止画撮影 このように、コントラストがキツい情況では、マニュアル設定ができるHD-1が意に沿った撮影ができる。背景のハレ具合を微調整できるのだ。 |
Nikon COOLPIX P330での静止画撮影 |
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