■Nikon COOLPIX P330の試写 (2014/03/16)
昨夜遅く、Amazonのお急ぎ便で到着したばかりのNikon COOLPIX P330を引き連れて、さっそく朝一で試写を行う。チェーサーはモチロン、Kodak M532だ。Canonの600Fは、残念ではあるが隠退である。
P330の操作は全くの初めてなので、試写といっても製品固有のクセを掴んだ撮影はできない。取り敢えず、筆者好みの絞り優先モードに設定し、f値を5.6〜8.0の間で撮影を行った。チェイサーとして選んだデジカメが、ちょっと強烈過ぎる個性を持っているので、その差は現実以上に出てしまっているところが、個人的には面白いと思っている。なお、M532は、最も特徴的な絵が撮れるEktachromeフィルムモード固定で使用している。
この二機種は、P330の1/1.7型原色CMOSセンサ vs M532の1/2.3型CCDセンサの対決でもある。そう、M532は、トイカメラ的な立ち位置にありながら、いっちょ前にCCDセンサを搭載しているのだ。なお、両機種共にMade in Chinaである。Kodakはともかく、Nikonもこのレンジのコンデジは中国で製造しているんだねぇ。。。
総括的には、Nikon P330は現実的かつ、いかにも日本メーカーらしい写実的、言い換えれば冷たい画質になっている。Kodak M532は、これはもう、ラテンの乗りで、多少ラリっている絵だとも言える。まあ、わざわざ個性の違うカメラを選んだので、その差が明確になるのは当然といえば当然。
意外だったのが、M532の善戦である。1万弱のトイカメラにしては、良く出来ている。暖色系の仕上がりも、いかにもKodakらしくて好感が持てる。一方、P330は、非常に強いコントラストのシーンでは、やはり一日の長があるように思われる。どちらも充分魅力的なので、当分は両方持ち歩くことになりそうだ。とりあえず、P330の基本操作は、今日でほぼマスターできた。所詮コンデジなので、基本は簡単だ。起動時間も短いし、バッテリーの持ちも全く問題無かった。
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