■IRIS 9000 (2014/02/16)
OPEN THE POD BAY DOORS!HAL!!!
言わずと知れた、SF映画の金字塔「2001年宇宙の旅」の名ゼリフである。
2001年宇宙の旅は、筆者のような熱狂的でコアなファンが多い半面、良く判らない映画だというヒトも多い。そのような方がこの映画を見ると、冒頭の猿人が骨を放り投げる前あたりで眠りに落ち、目が覚めるとスクリーン全体に胎児が写りエンドクレジットが流れ始めるので、余計ワケが判らなくなるようだ。
それはそれとして、今回取り上げたガジェットは、2001年宇宙の旅へのトリビュートとも言えるものだ。販売しているのは、前回も取り上げた変態ヲタクグッズのネットショップ、「ThinkGeek」である。さすがにHAL 9000という名称は使えなかったのか、IRIS 9000と変えているものの、外観は限りなく映画に出てくるHAL 9000の「眼」に近い。こういうガジェットは、机の上に置いておくだけで、心が安らぐよ。オレってやっぱり変なのかな?
IRIS 9000は、iPhoneやiPod Touch、Android端末とWiFiで接続できる Bluetooth Speaker & Speakerphoneである。言ってしまえばそれまでなのだが、外観はHAL 9000を忠実に模している。最も、映画に出てくるHAL 9000よりも小型であるし、細部の造形は微妙に異なるが、雰囲気は必要にして充分だ。それにしても、良くもまぁ、これだけ需用が見込まれないモノを作ったものである。ThinkGeek、大したものだ。
IRIS 9000は、本体とリモコン、それにiPhone等のスマホを置くスタンドから構成されている。基本的に、Bluetooth I/Fを持つものであれば、iOS、Android、共に動作するようだ。筆者はiPhoneを持っていないが、iPad miniでは問題無く動作した。
付属のリモコンを操作することで、IRI S9000とスマホとは、自動的に接続される。スマホで音楽をプレイすると、IRIS 9000のスピーカーから音が出る。ビデオ再生も同様だが、さすがに早送りや一時停止のような複雑なコマンドは受けつけない。音量の調節のみとなる。Siriにも対応しており、ボタンを押して話し掛けると、IRIS 9000内蔵のマイクロフォンが音声を拾って、対応してくれる。Bluetoothの切断も、リモコンで可能だ。
その昔、約14年ほど前のことであるが、アメリカのガレージキット専門店で、HAL 9000のレプリカモデルを見つけたことがある。喉から手が出るほど欲しかったのであるが、残念ながら瞬殺で売りきれてしまい、結局入手できなかった。その無念を、今回若干晴らすことができたのは嬉しい。
お値段は$39.99と、前回紹介したMusicModemよりは高いものの、妥当と言えるだろう。そもそも、この商品を買う人は、価格なんてどうでも良いものだ。日本では販売していないので、送料が高く付くのが難点かな・・・
お好きなヒトは、是非どうぞ!
|