早いもので､enchantMOONが届いてから､１ヵ月が経過した｡いろいろ問題が多い端末であったが､なんだかんだで､猛暑の夏を楽しむことが出来た｡本コラムでは､今まで批判的内容が多かったenchantMOONだったが､今回は努めて肯定的に捉えてみることにする｡

　このenchamtMOON､一部の間では｢ちゃんむー｣という愛称があるようだが､基本的な考え方は､｢必要なものは作る！｣である｡例えば､ブラウザのブックマーク機能｡以前本コラムでも､｢ブックマーク機能すら付いていないのか？｣と文句を言ったものだが､｢ちょっと待てよ｡無かったら作ればいいじゃん！｣と考えるのが正しい｡

　先ず､検索基本サイトであるGoogleをシールにしておいて､これをモトに良く使うページを次々と検索＆切りぬき＆シール化し､ページにベタベタと貼りつけたものを用意すればいいのだ｡これがenchantMOON流のブックマークとなる｡

　作る機能として､端末単体でカンタンにプログラムできるという特徴もある｡AndroidやiOSでは､｢端末単体では｣プログラムできない｡動きは牛車の如しと酷評したMOONBlockだが､遅いことをガマンすれば､これを使ってカンタンな動作や機能を､端末単体で､短時間に作成することが可能であるのは事実だ｡

　超簡単な例を示そう｡アイコンをタップしたら音が鳴るというシールは､大体5分程度で完成する｡皮肉なことに､enchamtMOONおよびMOONBlockの処理速度がもっと速ければ､待ち時間が無いので１分くらいでも可能であろう｡逆に､途中でハングアップした日にゃ､おそらく例の内部エラーが発生し､2回はリブートをかける必要が出てきて､最悪10分近くかかることもある｡

　まあ､処理速度のことはおいといて､実作業を見るならば､適当な絵を描いて､自分のページにリンクして､指で囲んでハックしてMOONBlockで｢音を出す｣を貼りつけるだけの作業なのだ｡実に単純な機能であるが､例えばこれをWindowsのVB.NETで作るとなると､こうカンタンには行かない｡

　パソコンを起動し､Microsoft Visual Studioで新規プロジェクトを作り､デザインフォームでウィンドウとボタンを配置し､クリックイベント内でVBのコードを書いて､ビルドして､デバグして・・・ってのを､いちいちやらなくてはならない｡こうしてみると､enchantMOONには､それなりの存在価値というものが見えてくる｡

　今回は､やけに好意的な内容になった｡まあ､結果として見れば､この端末は｢苦労は買ってでもしろ！｣と言っているんだよね｡

　日々是修業也｡

　合掌！

　(-人-)

｢問題が発生したため、Columbiaを終了します。」

　というエラーメッセージがちょくちょく出る｡Columbiaはちゃんむーに実装されているフロントエンドであるが､何が問題だったのかがサッパリ判らない｡例の内部エラーと同じなのである｡早くなんとかしてくれよ！

　関係無いけど､Columbia(コロンビア)って聞くと､やっぱり下のAAを思い浮かべちゃうなぁ・・・どうせなら､エラー吐く時に､このAAを表示すれば､まだ可愛げがあるのに｡｡｡