enchantMOONのマニュアル |
■enchantMOON (2013/08/06) enchantMOONが届いた。 この端末がどういうものなのかは、ここを参照のこと。簡単にスペックを記載しておく。
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製品名 | enchantMOON (MOON01) |
CPU | AllWinner A10 1.2GHz |
OS | MOONPhase |
ディスプレイ | 8インチXGA (1024×768)フルカラー |
入力方式 | 静電容量タッチパネル+アクティブ式デジタイザーペン |
ヒープメモリ | 1.0GB DDR3 |
ストレージ | 16GB |
通信方式 | WiFi (802.11b/g/n) |
カメラ | 0.3M×1、2.0M×1 |
バッテリー | 5000mAh/3.7V |
電源 | 内蔵バッテリー(付属のケーブルまたはアダプタで充電) |
外寸 | 高さ:280mm(ハンドル伸張時)、234mm(ハンドル伸縮時) 幅 :162mm(本体)、180mm(ハンドル) |
重量 | 699g |
アクセサリ | デジタイザーペン(単6アルカリ電池1本内蔵)
ACアダプタ 専用USBケーブル ユーザーガイド |
筆者は、この端末を、2013年4月24日午前7時45分に、公式WEBサイトで予約注文した。因みに、本端末の受注開始は、2013年4月23日正午であるから、受付開始後19時間45分後に発注したことになる。その後、事務局から届いたメールによると、4月23日正午から4月24日の正午までの間の受註台数は、約2,800台に達したとのことだった。話題性は充分であったのだ。 その後、公式サイトで製品化の進捗状況を逐次チェックしていたのだが、今までに無い全く新しい端末であり、しかも大手メーカーの製品でも無いため、量産時に様々なトラブルに見舞われたようである。これらを一つ一つ克復し、ようやく手元に届いた。発注から実に3ケ月以上も経過していた。 この端末の一番の特徴は、OSにAndroidをベースとした専用のカスタムOS、MOONPhaseを採用していることである。手書き入力を重視し、専用のデジタイザにより、文字入力時の筆圧まで再現させることが可能になっている。暗号化もユニークで、暗号化シールを使うと、入力した文字が瞬時に認識不可能な模様に変換される。 CPUには、AllWinner A10(1.2GHz)を採用している。調べてみるとこの石は、中国広東省珠海市の珠海全志科技股[人分:にんべんに分の文字]有限公司(Allwinner Technology Co. Ltd.)が開発した、ARMアーキテクチャのSoCだそうだ。CPUのプロセスルールは55nmで、ARM Cortex-A8の1コアを搭載し、L2キャッシュ512KB内蔵している。さらにGPU部は、Mali 400(Max 300MHz)で、最大2.7GFLOPSを実現している。もちろん、基本的なデジタル画像信号処理部分と、外部メモリやI/Oといった機能も内蔵されている。 この端末に興味を持ったのは、iOSやAndroidに飽きてしまったからだ。どの端末も無個性で金太郎飴仕様になってしまった。少々キワモノではあるが、面白い端末が欲しかったのである。このマシンが徒花に終わるのかどうかは判らないが、当面の間、いじくり回してみるつもりだ。
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宅配便で届いた箱。この瞬間が一番楽しかったりするんだよね。。。 |
梱包箱をご開帳! |
シュリンクラップがかかった外箱。 |
外箱に貼付されているシール。 →拡大 |
製品内容。専用のストラップは、初回特典。 |
本体とデジタイザペン。本体のハンドルは可動式で、好きな角度に設定できる。 |
ハンドル部分のアップ。この端末を製造する際に、量産課程で最も難しかったところが、このハンドルのメカだったそうだ。そう言えば、最近のタブレットは、ノッペリとした板状のものがほとんどなので、こういった複雑な形状の製品を量産するのはタイヘンなのかも知れない。 |
本体上端部分にカメラが搭載されるという、ユニークな作りになっている。 |
ハンドルは好きな角度で固定できる。 |
本体底辺部分にあるI/Oコネクタ類。左から、電源アダプタ端子、イヤホン端子、専用USB接続端子となっている。(その他の細かい穴については不明)。専用USB接続端子は、一見iPad等に使用されているドック・コネクタのようであるが、マニュアルには、他製品との互換は無いので、専用ケーブル以外に挿すなとの注意書がある。 |
フロントカメラとトップカメラ。 |
初期設定画面。 |
お約束のiPadとの比較。画面の実質的な大きさは、iPadよりも少し小さい。 |
専用のACアダプタ。ちゃんと「PSE」を取得していた。アタリマエか・・・ |
初回特典のストラップ。 |
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