筆者の選挙区である東京都の立候補者一覧。実にバラエティに富んだ顔触れだ。

■参議院選挙 (2013/07/21)

 投票に行く。

 「投票は国民の義務」と言われることもあるが、これは正確な表現では無い。「参政権」もしくは「選挙権」と言われるように、投票とは国民に与えられた権利である。敢えて言うならば投票とは、「主権在民」の原則による、国民の「自発的な義務感」に基づく行為であると言えよう。

 久しぶりにマジメなハナシをしたら、頭脳が停止状態に陥った。。。「新聞は一軒に一部」とも言うし、「言葉を信じて死んでいった者も多い」とも言う。何書いてるのか判らないって?アンタは「マカロニほうれん荘」を読んだことが無いのかね?

 まあ、いいや。

 前回の都知事選の時はシラケまくって困った。一体誰に入れようかと真剣に悩んだ。適切な候補者が一人も居なかったのだ。個人的には、「2020年の東京オリンピックを断固阻止する」ことを公約として訴えた人を推したかったのだが、皮肉なことに、その正反対の人間が選出されてしまった。大体だな、この経済情勢の中、先行き真っ暗な日本国において、オリンピックを実施する金なんか有るわけねぇだろう!JK!そんな金あったら、他に使う所が沢山あるだろう!JK!原発事故の収束もしておらず、廃炉にゃ数十年かかり、若者は大学出ても職が無く、大企業は容赦無くリストラし、巷に仕事も無く治安も悪化している。こんな情況で、良く「東京でオリンピック開催を!」などと脳味噌お花畑の発想ができるものだと、感心を通り越してシュールにすら感じる。

 あ、そうそう、参院選のハナシでしたな。今回の参院選は、投票せずとも結果が明確に判るという、およそ選挙とは言えない代物だった。まあ、そうでしょう。日本国は衆愚政治の典型だし。前回、3年前、「政権交代」のワン・ポイント・イシューで民主党なんぞに国政を任せたのも、元はと言えば国民なのである。その後の地獄の3年間で、痛い目に遭った。国破れてサンゲリアにならなかったのが、奇跡だと言えよう。

 あ、この辺で止めとく。筆者は政治学には疎いし、生粋のエンジニアなので経済学や社会学の知識も無いので、国政を云々するような立場には無い。

 で、愚痴書いてもつまらないので、参院選の楽しみ方を一つ。

 東京都選挙区は、毎回、ユニークな候補者が多い。今回はまさに、オールスターキャストとも言える面々が揃った。スマイル党総裁のマック赤坂氏、定番の発明家である中松義郎氏、又吉イエスこと又吉光雄氏と、これだけ勢ぞろいするのも今回が最後だろう。あ、そうそう、もう一人。一体何者なのかさっぱり判らない、ローランド何某とかいう、電子楽器メーカーみたいな名前の写真家も出ていたな。これらの面々に大日本愛国党初代総裁の赤尾敏氏が加われば、フルハウスになるのだが、残念ながら氏は草葉の陰になってしまった。。。

 で、楽しみ方というのは、これらの候補者が、一体どれくらいの票を得ることができるか?また、得票数の序列はどうなるのかを想定するのである。筆者的には、ドクターが予想以上の得票だったのに驚いた。特許ビジネスをしている者同士、ドクターには妙な親近感があるが、如何せん齢85で国政参加はちょっと無理がある。因みにドクターはフロッピーディスクを発明し、特許を取得したと主張しているが、ドクターの言うところのフロッピーディスクは、一般的なPCで使用されていたものと同一では無い。まあしかし、フロッピーディスクについてIBMと契約を結んだのは事実だから、相当稼いだんでしょうねぇ。

 今回は、柄にも無く政治のハナシで恐縮でした。


名物候補者、又吉イエス氏のポスター。読むのに最低5分はかかる。文字数が多すぎる。実は、回を重ねる毎に、ポスターの文言が増加しているという、第三者機関による脅威の研究報告もある。内容も歌劇、いや過激だ。毎回「ハラキリ」推奨。対立候補を実名で晒し、自害を迫る。しかしながら、自己の選挙区の対立候補のみ、「ハラキリ」を斡旋するという、意外に律義なセグメンテーションをしているところもある。また、かなり執念深いヒトらしく、自害後に自身の手で地獄の火の中に投げこむそうだが、その具体的な方法が示されていないところなど、なかなかツメが甘い(知的財産で例えるならば、実施例の記載が無い)。あ、そうそう、有権者も同罪だって言ってるので、注意しよう!ところで、なぜか知らんが、ドクターだけは、個人名を上げての追及を逃れている。多分理由有ってのことなのだろう。なお、実際に講演会に行った人によると、本人は至ってマジメで、紳士的だとか。本当に人間って、良く判らないなぁ。。。
まあとにかく、「熟知すべし」!」。
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