初代iPodの商品構成。

■初代iPod (2013/06/15)

 今を去ること約12年前、2001年の暮れの頃である。当時筆者はIT関連会社に勤務しており、8名ほどの部下がいた。その中の、かなり強度のヲタク君が、ある日ニヤスカしながら見せてくれたのが、発売されたばかりの初代iPodであった。その頃、筆者はiPodなるデバイスには余り興味が無かった。しかし、このタバコ大の箱に5GBのHDDが入っており、mp3をゴチャマンと溜めこむことができるというのは、率直に驚いたものである。

 但し、当時筆者は猛烈に忙しかった。ヲタク趣味を追及しているような情況では無かったのだ。管理職として、やれノルマ未達だの経費削減だのと、上からはボコボコに言われるわ、部下は能天気だわ、自身の体調も壊れ、死亡フラグが立ちまくっていたので、それどころでは無かった。ようやく今頃になり、果たして初代iPodとは、どういうモノだったのか?という興味が湧いた。って遅すぎるよ!!!

 どの製品でもそうだが、初代機には開発者の魂が最もこもっている。今までに無い製品を出すのであるから、当然であろう。クルマでもパソコンでもオーディオ機器でも、初代機にはは特別な意味があると考えている。それでは、さっそく発売当時の初代iPodの詳細を見ていこう。とはいっても、もう12年近く前の製品だから、欠品があるかも知れない。


外箱を被うベルトカバー。iPodのロゴが現在と異なる。

カバーに貼付された機能一覧。
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パッケージ外観。

ベルトカバーを外したところ。外箱は二分割構造になっている。

このように、二つのブロックにガバっと分かれる。

パッケージ内部。

iPod Touch 第四世代とツーショット。

裏面が鏡面仕上げになっているのは、初代機から共通している。でも、第五世代のiPod Touchは違うけど。

I/F部分。目を引くのが、右側のIEEE-1394、Fire Wireの6ピンコネクタ。今となっては死滅した伝説のインターフェスである。左側のスライドスイッチは、HOLD用。

光り輝く裏面。無数のキズは、今まで生きのこってきた勲章。

本体前面。ホイールが特徴的であった。なお、異様にホワイトニングされているのは、強暴なクリーナーとして有名な「突撃」で磨いたせいである。そう、あの指紋が無くなるというので有名なクリーナーだ!

時計の初期設定。工場出荷時設定は、2002年1月1日になっている。

設定画面も超シンプル。

本体の情報表示。ファームのバージョンは、初代iPodとしては最新版の1.5になっている。容量は5GB。当時はこれでも大容量だったのである。ファイルフォーマットはWindows用に変更してある。

著作権情報表示。本体のファームバージョンが1.5更新されているので、コピライトの年が2001-2005となっているが、OSが1.3の場合には、2001-2002と表示される。

アドレス帳の使用方法説明表示。

簡単なゲームも入っている。ブロック崩しである。懐かしい!!!

初代iPodのパッキングリスト。
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スタートアップガイドの表面。
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スタートアップガイドの裏面。
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iPodのユーザー登録についての書類。
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安全、サービス、サポートについての書類(1/2)。
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安全、サービス、サポートについての書類(2/2)。
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添付のCD-ROM。
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