仕事で東京駅に行く｡筆者はこう見えても､公私混同は絶対にやらない主義なので､仕事のことについては書かない・・・って､これ毎回書いてるから､いい加減クドいよな｡復興した東京駅については､本コラム｢東京駅　（2013/03/12）｣の項でも触れたが､この時は時間が無かったので､駅舎外観のみの見物だった｡その後､東京中央郵便局の再開発に伴って､JPタワーに隣接した商業施設｢KITTE(キッテ)｣がオープンしたが､まだ行ったことが無かった｡

　東京に住んでいると､こうした新規スポットの類は､滅多に行くことが無い｡あまり興味が無いことと､どうせ行っても人大杉だろうからだ｡しかし､KITTE(キッテ)6階にある屋上庭園からの眺めは､なかなかよろしいとのウワサを聞いていたので､一度見ておこうと思った次第｡

　連休谷間の平日､打合せの後､時間もそこそこ余ったので､見学に訪れる｡平日とはいえ､結構観光客が多かった｡肝腎の眺めはというと､あいにくの曇天であるにも関わらず､意外とイケる､というか良い｡重要文化財である東京駅舎を一望に見おろすのは､なかなか壮観である｡屋上庭園の隅には､旧東京中央郵便局地代の煙突も保存されている｡

KITTE(キッテ)内部の商業施設については､興味が無いので全く見て来なかった｡小洒落たファッション系ショップが多数入っているようだが､ブランドに縁が全く無い筆者にとっては､どうでも良い｡レストランも多数出店しているが､こーゆー所の飲食店って､高いだけのブランド店が多そうだし､混んでて大して美味くも無いだろうという､根拠の無い偏見を持っているので､こちらにも興味が無い｡しかし､KITTE(キッテ)の吹きぬけ空間建築は､タイヘン面白くユニークであり､一見の価値は充分に有る｡