■HTML5のvideoタグが余りにもアレな件(2012/10/01) 今回は、いきなり「猫まんが!」のノリで始めてしまった。 今まで、このブログみたいなページの動画フォーマットには FLASH VIDEOを採用しており、再生には minimal video コーナーの管理者が作成した「mvfgplayer」を使用してきた。不安の兆候は、2010年5月28日の iPad 発売日から有った。iOS 系では、軒並みFLASHをサポートしなかったからだ。 でもまあ、FLASH見たけりゃAndroid端末使えばいいや、って思い、余り危機感が無かったのも事実。しかし、最近になりAndroidでもFLASHのサポートに暗雲が立ちこめ始めてきた。いかん。こりゃ何とかしないと。。。 「今後、ブラウザで動画見るのは、HTML5のvideoタグに移行するのだろう」程度の漠然とした認識は、筆者のような老人にも有った。そこで、HTML5のvideoタグのお勉強を開始する。タグの使い方そのものはカンタンなのであるが、とても重要な問題が有ることが判ってきた。 各種ブラウザはHTML5をサポートし始めており、それはそれでタイヘン結構な事なんだけど、動画フォーマットの規格がブラウザ間で統一されていない。即ち
・mp4形式はGoogle Chrome、Safari向け といった塩梅で、これは誠に始末が悪い。今まではflv形式の動画だけを用意して、サーバにアップしておけば良かったのだが、これからは上記3つのフォーマットも準備する必要があるというのだ。 これって、何だかアレだよなぁ・・・・ まあ、文句言ってもしょうがないので、一応対応方法を考えることにする。 筆者の環境では、動画をCanonのIXY 600Fという、それはそれはとてもチープなコンデジで撮影している。このデジカメで動画を撮影すると、.mov形式で保存される。まずこれを、動画編集・変換ソフトウエア「TMPGEnc Express 4」にかけてカット編集した後、.mp4形式で保管する。これが第一段階。 次に、「Free WebM Video Converter」なるソフトウエアをインスコし、こいつを使って.mp4形式のファイルを.webm形式に変換する。さらに「Moo0 動画変換器」で、.mp4形式のファイルを.ogv形式に変換する。これで3種類の動画フォーマットが用意できる。 HTML5のvideoタグ記述であるが、下記みたいな感じのものがWEB上に掲載されているので、そのまま使わせてもらう。
【例】 これでやっと、HTML5での動画再生の準備が整った・・・っと思いきや、まだやることが有ったりする。ogv形式の動画、mp4形式の動画、ogg形式の音声をブラウザで再生させるには、サーバ側に置かれている「.htaccess」ファイルに、以下の記述を追加する必要があるというのだ。
へぇ、そうですかと、さっそく設定し、さてこれでいよいよ作業完了!・・・っと思いきや、まだまだ設定することが残っていたりして、いよいよもって嫌になってくる。現在バリバリの現役OSであるWindows XPでは、IE8までしか動かない。このIE8が、このページを書いている時点で、HTML5未対応なのである!おーまいが!「このタコブラウザめ!」って毒づいても仕方がない。 そこは良くしたモンで、ちゃんと解決方法がWEB上に提示されていたりする。ページのアタマに、下記の呪文を記載しておくと、videoタグの画像が再生できるようになるんですなぁ。。。
ということで、これでホントウに準備完了。次回は適当な動画を撮影し、さっそくテストしてみることにしよう。
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