2010年7月4日段階で日本において確認されている「謎のアンドロイド端末」略して「謎ロイド」もしくは「謎ドロイド」の数々。何分謎であるからして、これ以外にも沢山棲息しているものと思われる。種の正確な数は不明。おそらく永遠に不明・・・
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■謎ロイド (2010/07/04)

 「・・・遠く、暗い大陸の彼方から、日本目指して入ってくるアンドロイドOS搭載のスレートタイプPC、、、我々はそれを謎ロイドもしくは謎ドロイドと呼ぶことにしよう・・・」

 あ、上のフレーズは、古のTVドラマ「インベーダー」のオープニングナレーション(日本語吹き替え版)のパクリでつ。。。

 さて、本題に入る。2010年5月28日、日本でも「iPad」が解禁になったが、同時にこのような話題がニュースに取り上げられた。確かNHKの午後7時のニュースでも報道され、現地の家電量販店の店員が「結構売れてますよ!100台単位で購入している人もいますよ!iPadは高くて買えないけど、これだったら800元です。同じ機能だったら、安い方がいいじゃないですか?」と話していたのを覚えている。これが「iPed」の始まりだった・・・

 その後、雨後の竹の子のようにアンドロイドOSを搭載したスレートタイプの端末が続々と登場し、日本のマニアの目に止まる。オークションに端を発した騒ぎは、某掲示板でも取り上げられるとさらに普及が加速、6月末には秋葉原のショップでも散見されるものの、あっという間に売り切れるという事態が発生した。

 しかも、数種類に分類できるこの端末、よく見ると細かい所が異なっている。スイッチの位置やアクセサリ、OSのバージョン、プリインストールのソフト・・・一体何種類あるんだよ!とアタマを抱えて悩むことになってしまった。この現象、以前一度経験したことがある。そう、1995年前後に台湾、中国メーカーが続々と産出したIBM PC/AT互換のパームトップ機、いわゆる「謎のパームトップ機(謎ぱ〜)」の時と同じではないか!

 謎ぱ〜ブームが過ぎ去り、市場はすっかり淘汰され、PCもツマラナクなっていた。景気の下降と共にパソコンも金太郎飴のようなヤツばかり出てきて、停滞した状態が続いていた矢先、この「iPed」の登場である。それから俄然面白くなった。いや、少なくとも筆者はツボにハマった。こう機種が乱立したからには、やはり無謀とは判っていても、その素性を明らかにすべきではなかろうか?そこで筆者は本日、勝手に宣言することにした。これらアンドロイドOS搭載のスレートタイプのPCを

 謎ロイド

 もしくは

 謎ドロイド

 と命名する。この謎ロイド、おそらくあと数ヶ月経てば淘汰され、ちゃんとしたメーカーが日本向けに造り込んだモノが、そこそこの値段で出てくるようになるだろう。怪しい製品を楽しめるのは、それまでの儚い期間である。何でもアリ、うごきゃ良し、へこみ・剥がれは誤差の内。さあ、これでしばらく自分勝手にフィーバー出来そうだぜぃ!!!

EKENファミリー。左端はM003、右側の上はM001、下がM002。EKENは香港に拠点を置くメーカーで、これらの端末はシンセンの工場で製造されているようだ。EKENのHPはこちら。2010年7月4日現在、同社ホームページにはM004およびM005までが掲載されているものの、この二つについては詳細はまだ不明である。しかし、短期間でこれだけの機種を世に出すとは、おそロシア、っと、ここは中国だった。商品開発能力は、「真に鬼神を哭しむるものあり」。
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iRobotファミリ。MID (Mobile Internet Device)として企画開発されたシリーズで、右側はAndroid 1.5、左側はAndroid 1.6を搭載している。ファームウエアやプリインストールアプリも異なっており、進化の過程を知ることができる。
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iRobot(MID)ファミリでも、バージョンにより外装が異なる。新型である左側は、側面に「WiFi」と「3G」の文字が印刷される。
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これが物議を醸したM003の外箱。判りにくいが、左側はApple純正iPadで、右側がEKEN M003、通称「iPed」である。外箱をここまでパクるというのは尋常ではない。実物を見ると一目瞭然であるが、右側の「iPed」の方が印刷が粗く品質が悪い。
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んでもって、これが問題の「iPed」の表示。純正iPadの外箱と比較すると、装丁ではほどんどこの「o」と「e」の違いしか無いし。。。
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