お茶の水の聖橋交差点。かつてここに、日立製作所の本社ビルがあったのだが・・・


■ビルが無い! (2010/05/09)

 最近、中央線に乗って東京駅に向かう際、お茶の水駅を出たところで車窓にニコライ堂が見えることに気が付いた。なんか昔、ここに大きなビルが建っていたような気がしたのだが、見当たらない。記憶によれば、ここには日立製作所の本社ビルが有ったハズなのだが・・・というワケで、さっそく現地調査を試みる(しっかし、ヒマな企画だなぁ、、、)。

 聖橋交差点に降り立つと、確かにビルが丸ごと無くなっている。いつの間に解体したんだ???あんなにデカいビル!!!気が付くのが遅いのでつか?そうでつか。スンマソン。本コラム2008/05/22付け「お茶の水界隈」の動画には確かに写っているので、ここ最近の2年間に解体されたようである。

 工事現場の壁面には建築計画のお知らせが掲載されており、2010月より着工し2013年には地上23階、地下2階の巨大ビルが出現するとのこと。帰ってからWEBで調べたところ、旧日立製作所本社ビルは、森トラストに売却され「お茶の水セントラルビル」と改称された後、暫くの期間貸し事務所、貸し会議室として使用され、解体されたようだ。

 しかし、あれだけ巨大な建造物がいつの間にか無くなっていて、それに気が付かなかったというのもオソロシイ話しだな。外観はまだまだキレイだったので、まさか全解体するとは夢にも思っていなかったよ。

聖橋上からニコライ堂方面を望む。旧日立本社ビルがあったところが、ポッカリと空いている。

聖橋交差点にある案内地図。ここではまだ「日立製作所本社」の記載のままになっている。
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工事現場に架かる「建築計画のお知らせ」。これによると、日立本社ビルの跡地には、地上23階、地下2階の巨大なビルが建造されることになっている。着工は2010年10月、竣工は2013年3月予定。仮称「神田駿河台4−6計画新築ビル」という味も素っ気もないビル名になっている。
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淡路坂よりニコライ堂を望む。ここに23階建てのビルが出来ると、このような風景は見られなくなる。若干逆光気味にてシツレイ!
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お約束なので、ニコライ堂の写真も貼っておく。ニコライ堂の正式名称は「東京復活大聖堂」。1891年竣工。1962年に国の重要文化財に指定されている。
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動画1.聖橋からの眺望(2010年5月8日現在)
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動画2.聖橋からの眺望(2008年5月22日)
この時点では、確かに日立本社ビルは存在していた。
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