■中央線 (2010/05/08)

 先ず最初にお断りしておくが、今回は全く偶然の出来事を取り上げており、予め意図的に企画していたものでは無い。それと、筆者は鉄っちゃんでは無い。撮り鉄、乗り鉄、葬鉄(葬式鉄)、いずれでも無い。

 ('A`)

 5月8日の土曜日、所要があり神田へ行った。帰り道、神田駅中央線ホームの一番東京駅端で下り電車を待っていたところ、太いズームレンズをデジイチに装着した、いわゆる鉄っちゃんの方々3〜4名が東京方面を凝視しながら待ちかまえている。きっと何か珍しい電車でも来るのだろうと思っていると、構内アナウンスは「次の下り電車は、青梅特快・青梅行き」と言う。はてさて、単なる通勤電車なのに、この入れ込み様はなんなんだろうか?

 暫く考えてから、ハタと思い立った。そう言えば中央線快速電車は、2006年の12月より専門用語で言うところの「E233系」新型車両が投入され、現在ではほとんどこの型が運行している。しかし、ごく一部、2編成のみが、2010年5月現在でも朱色の201系で運行されていることくらいは、新聞の記事で知っていた。この201系も、2010年の夏に姿を消す。

 もし当たりだとすると、消えゆく車輌の現役運行を見る貴重な機会となる。そこでデジカメをムービーモードにして待機していたら、予想通り、たった2編成だけ運用されている201系が入線してきた。神田駅14時54分発の青梅特快青梅行き、列車番号は1421Tだ。この201系であるが、筆者も通勤にイヤというほど乗ってきた。あれだけ沢山運行されていたこの車輌も、新型が登場してからたった4年間で、これだけ残り少なくなってしまった。そう言えば、最近見かけないなぁ〜と思っていた所だった。201系が登場したのが1979年8月とのことだから、実に31年間も使われてきたわけだ。この夏で無くなってしまうというのは、なんだか郷愁を誘う・・・

 (-人-) 合掌!



動画1.神田駅14時54分発の青梅特快青梅行き(列車番号:1421T)
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