TEAC製フルハイト5.25インチ・フロッピー・ディスク・ドライブユニット、FD-50E-26。初代IBM The PCに付いていたもの。一応動作可能品。製造は1981年後半と思われる。
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■人類の進歩と調和 (2010/04/10)

 5.25インチ、フルハイト・フロッピー・ディスク・ドライブユニットである。倉庫の中を整理していたて出てきた逸品だ。これは確か、初代IBM The PCに付いていたものだったように記憶している。初代IBM The PCは、5.25インチのFDDを2基搭載していたが、そのうち一基の調子が悪くなったため、交換した。随分前のハナシだ。当然、交換部品はジャンク屋で入手した。まだジャンク屋に、こういった製品が置かれていた頃の話しである。

 メーカーはTEACで、1981年後半の製造と思われる。当時、IBM The PCに搭載されていた5.25インチドライブは、片面倍密度、すなわち「1D」ってヤツで、容量は1枚あたり160KB。なんかウソみたいに少ないけれど、これ以下の容量として片面単密度「1S」という、80KBのものも存在した。

 通電すると一応動作する。しかし、長年に渡る保存で劣化しており、若干不安定だ。たかがFDDなのに、使用しているモータのデカいことといったら!スピンドルはベルトドライブで、50/60Hzの切り替えは、半固定抵抗を回してモーターの回転数を変え、ストロボスコープを使って調整する。制御部品はほぼ全て汎用TTLで部品点数はPCのマザーボード並に多い!しかしさすがは規格品だけのことは有り、電源や信号ラインのコネクタ形状は、互換機のそれと全く同じである、って言うか、これがオリジナルなんだけどね。。。

 こういった製品を見ると、人類の進歩と調和が良く判る。約30年前はこうだったのだ。。。

フルハイト5.25インチFDDの上面制御基板。見事なほど汎用TTLの嵐である。
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その裏側。でっかいモーターが2個も付いているし。左下の隅に銘板シールが貼付されている。型番は「FD-50E-26」。メイド・イン・ジャパンだ!
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正面。この隙間に5.25インチFD媒体を入れ、レバーを押し下げてクランプする。
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スピンドル駆動部分。ベルトドライブ方式が泣かせる!50/60Hz両対応。回転数の調整をストロボスコープで行う等、LPレコードプレーヤーを彷彿とさせる。
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