■別紙を作成する (2008/01/14)
こうして一連の登記手続きを行ってくると、参考書を見てある程度のことは判ってしまうのだが、一点不明瞭な所が、この別紙なる「OCR用紙」である。これは、法務局で用紙を配布しているので、実際にはその専用用紙にワープロもしくは邦文タイプライターで打ち込まないと行けない。その記載上の注意事項なるものが大変やっかいで、もうホントうんざりする。以下に列挙してみると。。。
○文字の種類、文字の大きさは、同一のものにしてください。
○用紙の中で、行間隔、文字間隔は、変えないでください。
○文字ピッチは、文字と文字が付かないよう多少離してください。
○登記事項等の内容は、1行当たり35文字で記載してください。35文字を越える文字は次行に記載してください。
○使用されるインクは、黒色系で濃淡にムラがないようにしてください。
○ワープロで印字する場合の文字修飾
★ 半角/倍角文字、上付/下付文字、下線等の文字修飾は、行わないでください。
○OCR用申請用紙に登記すべき事項を記載するときは、冒頭に各登記事項記載してください。登記事項等の名称の記載は、1行内に1個とし、2章にまたがらないよう記載してください。
○資本の額その他の物の数量については、「兆、億、万」を併用したアラビア数字に引き直しのうえ記載してください、千、カンマは使用しないでください。
○商号(名称)、本店(主たる事務所)・支店(従たる事務所)・営業所の所在地(市、区、町、村名まで)、氏名、資格者(取締役、代表取締役、理事等)、資本の額及び支店(従たる事務所番号)番号を記載するときは、空白(スペース)を入れないでください。
とまあ、こんな感じなのであるが、あんまり小うるさいので、最後に「書き方の指定が煩雑だからといってあきらめないでください。」の1行でも追加したくなってしまう。MS Wordで作成する場合には、MS明朝、10.5ptを使用すれば良いであろう。用紙設定はB5縦。なお、筆者の登記所に提出する場合の、WORDの書式設定例を、以下に貼り付けておくので、もし同じOCR用紙を使用されるような場合には、ご参考にどうぞ。
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