JR荻窪駅南口スグにある「杉並公証役場」が入っているビル。このビルの6Fが公証役場となっている。


■定款認証 (2008/01/11)

 今日は1月11日。1が並んだゾロ目の日。縁起が良さそうなので、定款の認証を行うことにした。特に深い意味は無いんだけどね。公証役場というと、遺言相続の時くらいしか行く機会が無いと思っていた。まあ、今回起業して登記することにならなければ、おそらく縁が無かったであろう所である。定款は作っただけでは法的な効力を持たない。これを公正証書として認証する機関が、この公証役場である。

 先日下見をした際に定款のコピーを渡しており、またFAXでのやり取りで細かい文言の修正も済んでいるため、今回は全く問題無く粛々と進行するもの、、、と思っていた。まあ、実際ほとんどその通りだったんだけど、一点だけ、内容には関係ない部分で手落ちがあった。定款は3部用意し、それぞれ製本した形で承認を受けるのであるが、その際、筆者は黒い製本テープを使用してしまったのだ。定款では、発起人全員の実印を各ページに割り印することになっているのだが、製本テープを契約書用の白いものにすれば、押印箇所を劇的に削減することができる。

しかし、黒い製本テープを使用してしまうと、ハンコをはじいてしまうため、実質的に定款の各ページ毎に全部実印を割り印しなくてはならない。これは提出側でもそうだし、公証役場の方でも同じ手間となる。さすがにここまでは気が回らなかったよ。きっとプロの司法書士であれば、常識として処理するトコロなんだろうけどねぇ。。。

 幸い、今回対応して頂いた事務方の人は大変親切で、嫌な顔ひとつせずに全ページに割り印を押して頂けた。余計な手間をかけさせてしまって、スンマソン。。。

提出前、チェックのために並べた3冊の会社定款。一部は公証役場で保存、一部は登記所で保存、残りの一部は会社で保存することになる。黒い製本テープを使用してしまったことが唯一の「失敗」。契約用の白い製本テープを使用しなくてはならない。これ、ノウハウですねぇ。。。

白(右側)と黒(左側)の製本テープ。良く見ると、白いテープの方は、「契約書割り印用」と記載されている。

白(右側)と黒(左側)の製本テープ。


 因みに、起業の際の定款認証に必要となる費用はというと、以下の通り。

 ・定款認証費用      50,000円
 ・謄本費用(7枚1通)    1,750円
 ・収入印紙代       40,000円
 ・合計          91,750円
                  
 大雑把に言えば、10万円持って行けば良い、といったところか。意外と高いので、心してかかるように。4万円の収入印紙は、置いていない郵便局も多いので、公証役場で買うことができる場合が多い。筆者も公証役場で購入した。

 なお、公証役場では遺言等様々な公正証書の作成を行っており、その手数料は下記の通り。ご参考までに。

公証人手数料一覧

定款認証時の計算書(兼領収書)
書類右上に、さりげに(乙)なんて書いちゃって、シャレてまつねぇ。手続きお疲れ様ってことでつか?

´_ゝ.`

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