Think Pad 701Cの精巧なプラモデル「モスキート」外箱
製造は株式会社アキミツ。非売品のため、バーコード等の表示は無い。


■ノートPCのプラモ「モスキート」 (2005/08/28)

 てふてふ(バタフライ)キーボードについては、本コラム8/6号にて取り上げたが、今回はその時ちょっと触れたThink Pad 701Cの65%スケールプラモデル「モスキート」のお話だ。このプラモデルは、2002年にThink Pad生誕10周年を記念して企画されたものであり、市販品では無くノベルティ・グッズとして配布されたものである。羽ばたくキーボードとして有名な「TrackWrite」の動作を忠実に再現するメカを搭載しており、液晶パネルの開閉に応じて、キーボードが合体変形するのは、驚異的ですらある!
(・∀・)

 このプラモデルは、実際に701Cの設計に携わった開発部門が図面・金型作成を行い、印刷の色については現物と異なるということで"ダメ出し"まで行ったという拘りをようだ。部品点数は大小合わせて28点ほど。この他に組み立て用のネジとバネ、ミニドライバーが付属する。通常のプラモのように、ランナーから切りはずすといった作業は無い。

 素材についてはThinkPadのリサイクル材を用い、組み立て後はフォトスタンドとしても利用できるなど、なかなか良く練られた企画となっている。因みに、適応写真サイズは104mm(H)×138mm(W)。本体が実物の65%スケールになっているが、これはかつての名機「PC-110(ウルトラマンPC)」よりも、ほんの少し大きい程度だ。キーボードが分割して格納されるメカは、実物と同じであるが、さすがに各キーについてはダミーになっている。これはまあ、仕方ないね。。。
(´ー`)у-〜

「モスキート」プラモデルの構成
PCのプラモデルであるが、ほとんどキーボードのメカを再現する部品となっている。

 このプラモデルは、難易度としてはかなり高いほうだ。パーツを固定するネジを締めすぎると、完成後の動作がスムーズに行かないため、締め付けを「ほどほど」にする箇所の指定もある。組み立て自体はドライバ1本で可能だが、メカの構造を理解するまでは、作業手順が難しい。
(´ヘ`;)

 さて、今回は組み終わったモスキートの「画面」に、Windows XPのデスクトップを入れてみた。精巧に作られているだけのことはあり、遠目に見るとまるで実物のマシンのようだ!このまま動作するPCとして発売しても、おかしくないレベルである。

 比較として、PC-110を置いてみる。画面サイズといいキーピッチといい、モスキートはいかにも使いやすそうだ!Psion Series 3cと並べて置いても、それほど巨大に見えないくらいである。ダミーのキーボードに指を置いてみたが、さすがに高速タッチタイプは無理だが、そこそこ使えるレベルであろう。う〜ん、是非この大きさとこのメカで、製品化してもらいたいものである・・・

モスキートと名機PC-110!
モスキートの液晶サイズの大きさが目立つ。PC-110も好きなマシンだが、あのペナペナのキーボードだけは「ありえねぇ〜」って叫んでしまうなぁ。。。

モスキートと名機Psion Series 3c!
超小型パームトップ、Psion Series 3cと並べて置いても、それほど大きさを感じさせないコンパクトさだ。

モスキート上で動作する「Windows XP」!!??
せっかくだから、本物のPCみたいにWindows XPのデスクトップ画面を入れてみた。背景の画像が判るヒトは、フツーじゃないので、改めてヲタを自覚すること!
ヽ(´ー`)ノ

モスキートと名機PC-110の大きさ比較
PC-110と大きさを比較すると、こんな感じ。

液晶パネルを開くところ #1
液晶パネルを開くにつれ、広がるキーボードの模様を再現。

液晶パネルを開くところ #2

液晶パネルを開くところ #3
これで展開完了!動作は実物と何ら変わらない。

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