■カルト本ハケーン! ソビエトXプレーン (2005/05/09)

 2001年1月30日に初版が発行されたカルト本「ソビエト Xプレーン」が、アマゾンから届いた。この本は、書店の立ち読みでハケーン。しかし、店頭に置かれた本は、幾多のプレーンヲタクの手垢にまみれ、かなりヤレていたため、アマゾンで注文した次第。4年前の、しかもかなりカルトな本だから在庫があるかどうか若干不安ではあった。その後増版していないところを見ると、絶版になるのも時間の問題かと・・・
(;´Д`)

 さてその内容であるが、表題の通り、旧ソビエトが機密裡に開発を行った、試作飛行機の写真集である。1931年〜1989年にかけての試作軍用機が、続々と紹介される。ソビエト政府のアルヒーフ(公文書保管所)に溜め込まれていた、猛烈な数に上る写真を根気良く整理し、その手の軍用機ヲタクのライターの解説を付けたものであるが、まあ、出てくる飛行機のスンゴイことといったら。。。イリューシンとかツポレフ程度なら、誰でも聞いたことくらいはあるのだが、それ以外にも全く知らないメーカーが多数登場する。一例を挙げれば、チェイェラノフスキー、ビスノヴァト、ボルコヴィチノフ、ニキーチン、バルチーニ、ベリヤーエフ、バクシャエフ、ツィービンといった感じ。。。

 試作機ということもあり変態的な形状のものが多いのだが、中でもバルチーニVVA-14「カスピ海の怪物」、スホーイT-4超音速戦略爆撃機、ボフコヴィチノフS型、バクシャエフRK-1伸縮翼戦闘機などは、それこそもう好きにしてと言うくらい、逝っちゃってる。筆者もロシアカメラを収集しているが、どうもこう、ソヴィエト、ロシアというところは、鉄のカーテンと呼ばれるくらい外界から隔絶された世界の中で粛々と技術を切磋琢磨してきたせいか、西側、というかグローバルな視点から見ると、理解を超越する仕様や製品が多い。。。

 著者はエフィーム・ゴードンとビル・スウィートマンの2名。株式会社コーエーから3,200円(税別)で発売されている。ISBN4-87719-854-7。カルト度大なので、ご購入はお早めに・・・
ヽ(´ー`)ノ

ソビエトXプレーン 表紙


ソビエトXプレーン 裏表紙


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