筆者の知人に柴隠上人 稀瑠冥閭守 (Kerberos)氏という廃人がおる。モバイルプレス誌執筆時には、氏がe-Bayで買いまくったPsion関連製品を立て続けに紹介していたモンだから、Psion関連製品についてはおそらく東アジア圏で最大のコレクションとなってしまった。。。。　ヽ(´ー`）ノ

　そんなこんなで、Psion製品については初代Organizer OneからMCシリーズ、そしてOrganizer Two、HCシリーズと、Seriel 3以前のものもほとんどが揃ってしまった。まあ、ここまでは良くあるハナシだ（無いか！）。問題はこれからである。氏はかなり変わっており、あろうことかOrganizer Twoに異常なくらい偏執狂的な愛情を抱いてしまったのだ。同製品をオークションでハケーンするや否や、即落札・・・なのである。もう、同じ物が何台あろうと知ったことぢゃない。さらにタチ悪いことに、まとめて複数台出品しているようなものも嬉々として購入してしまうのだ。ヽ（`Д´） ノ

　で、そのように購入したブツがどーなるかと言えば、ロジ担（ロジスティック担当）である筆者のところに回ってくるのだよ・・・そりゃね、都内某所に倉庫借りているけどさ、こんなにPsionばっかり、しかもOrganizer Twoを徹底的に預けられたんじゃあ、タマッタもんじゃない。最初のうちは珍しがってこっちもホイホイ保管していたが、そのうちもう見るのもイヤになってきた！もうOrganizer Twoは勘弁してくれと氏に泣きついた。何事も中庸を以て良しとする、である。

　で、また柴隠上人 稀瑠冥閭守 (Kerberos)氏から保存を頼まれたのだが、今度はHCシリーズの、しかも4台だ。Organizer Twoじゃないから良いだろうという勝手な理由をくっつけて持ってきたのだが、置く所が無くて困った。しかも、HCシリーズの中で最終版であるHC120だ！Psion廃人マニアなら良くご存じだが、HCでも120は極めて珍しい。最も完成されたHCなのだ。といっても、HCシリーズそのものを知ってる人って、そうはいないから、フツーの人にとってはドーデモいいことか・・・　(´･ω･`)

　しょうがないので保管することにしたのだが、このHC120、極めて程度が良い。ほとんど新古品とも言えるくらいなのだ。困ったもんだ、こんなに程度が良いと、うかつな保存はできん、さもないt文化財保護法違反になっちまう、などと冗談言ってるヒマは無く、何とかして保管場所を作っている最中なのである。

　HC120という端末だが、良く知られているSeries 3はおろかWorkaboutが発売される前にリリースされていた製品だ。現場での使用を前提としており、ヘビーデューティーな作りになっている。OSはEPOCをROMで搭載しているのだが、何とも変態的なことに、ビジュアルシェルを搭載していないものだから、コマンド入力で使う。Psionでコマンド入力でEPOCなマシンなのだよ、これが・・・記憶メディアも当然のごとくSSDだし、もう今となってはマシンそのものを理解できる人が少ない、何がなんだかといったシーラカンスみたいな端末だ。一応スペックを下表に記載しておくので、興味のある人は見てほしい。今となっては、筆者宅にいったい何台のHCがあるのか、計数不明である・・・

　もう、おなかいっぱい〜〜〜(´ヘ`；)